御浜小屋をちょっと過ぎた辺りまで行くと、
娘さん(小2)と二人で来ていた知人に会った。
今日は「御浜でお弁当」を目標に 鉾立から登ってきたとのこと。
でも 何だか娘さんの表情はイマイチ。
「 途中、転んじゃって・・・」
なるほど。
「登って良かったな」っていうものが 何か見つかるといいね。
この時の鳥海湖。
空が暗くなり、ガスが写った水面が 白く浮かび上がって見えた。
「私は これから、あの鳥海湖のそばの道を歩くんだな・・・」
ちょうど鳥海湖のそばを歩いている人たちが見えた。
反対側を見ると、こんな感じの稲倉岳が。
鉾立の方からも 次々に人が登ってくるのが見えた。
長坂道の方に少し入った辺りで 一休み。
ここでのコーヒーのおともは 大好きな豆大福。
豆大福を食べて 心も体も喜んだところで・・・
12:30 長坂道の途中にある鳥海湖への分岐を目指して出発。
長坂道は 西からの冷たい風が吹いていて寒く、
ウィンドシェルを着た。
日本海をチラッと眺めたり・・・
鳥海湖を見下ろしたり。
鳥海湖にザーザー水が流れ込む音を聞きながら歩いた。
足元には たくさんの花たち。
( 先日見た「ハート型の葉につぼみ」は、このウメバチソウだった。)
分岐に来たぞ。
左の道から来て・・・
これから右の道を向こうへ下っていく。
分岐から入って間もなく、
木道のすぐそばに リンドウのつぼみを見つけた。
少しずつ 秋に近づいてる。
これから向かう方は ガスの中。
木道を歩くのが大変な所では その脇を歩いたりも。
だって、この状態だもの。(^▽^;)
ふり返って見る。
キンコウカが 木道の両側に。
鳥海湖に近づいてきた。
さっきは、あの上の御浜の方から こっちを見ていたな。
この前ここを歩いた時にあった鳥海湖の氷?は、
もう解けてなくなってる。
あの辺りから、
水の流れ込む音が ザーザーと。
鳥海湖のそばの道に入って ふり返って見る。
斜面にたくさん咲いているのは ミヤマカラマツ。
ここで鳥海湖に別れを告げ・・・
蛇石流の方へ向かう。
鳥ノ海分岐の手前で 一人の男性が立ち止まってスマホを操作していた。
どっちに行くのか訊ねてみたら、
湯ノ台の方へ行き 車道終点駐車場までとのこと。
ラッキー! \(^o^)/
もしガスで見えなくなったりして道に迷うことがあったら、
この方を待っていて ご一緒させていただこう。
その方にお願いしてから 先に進んだ。
鳥ノ海分岐。
この前は、左の御田ヶ原の分岐の道を来て 長坂道に上がった。
今日は、長坂道から入ってきて 真っ直ぐ下っていく。
ここからは 初めて歩く道。
「このガスの中、蛇石流の分岐辺りで 迷わず進めたらいいな・・・」
・・・と思いながら下っていった。
・・・と、
ガスが少し晴れてきたぞ。
山頂の方。
雲の上は 青空なんだよな~。
お!
これから行く道が見えてきた。
そしてまた 山頂の方を見る。
雲の様子が絶え間なく変化してオモシロイ。
木道の一部が雪渓の下に。
雪渓が薄くなっているので、ここは雪渓の左側を歩かせていただこう。
ふり返って見る。
さっきの方も 下りてきた。
雪渓の下を流れてくる水が
こんなふうに流れている所を
ひとまたぎして・・・
すぐに もうひとまたぎ。
そこから しばらく こんな道を下る。
草がかぶさった石の道。
さっきまで真っ白だったけど、
ちょうど晴れて、蛇石流の分岐が見えた! \(^o^)/
石に書かれた黄色い矢印も その先の道も、さらには千畳ヶ原に続く木道も見えた。
この辺りで迷わないかと心配だったので、
分岐の様子やそこから先の道を確認できて良かった~!
こんな所を一つ渡って
来ました、蛇石流!
右を見ると、万助道へ入るピンクの印があった。
昨年秋、二ノ滝コースを登ってきて 向こうの万助道を下っていったんだっけ。
今日は こっちへ。
ここは、沢を歩くんだな。
ふと見ると、仙人平の標柱の所にいる人の姿が目に入った。
ニッコウキスゲやイワイチョウなどがポツポツ咲いている草原の中、
クネクネ続く木道を進む。
ふり返って見る。
さっきまでの登山者いっぱいの道と違い、
この辺りは 静かな静かな道。
ふり返って見る。
こんな景色もいいなぁ。\(^o^)/
この緑の景色の中、
万助道を行く人(さっき仙人平にいた人かな)の赤いリュックが 小さく見えた。
(撮りたかったけど 間に合わなくて残念。)
仙人平の方を見る。
フカフカした緑の絨毯みたいだな~。
南西側に目を移すと、日本海が見えてきた。
笙ヶ岳の方。
そのうち、ガスが上がって 上まで見えてくるかも!
向こうに 千畳ヶ原のT字分岐が見えてきたぞ。
笙ヶ岳の方が気になって 何度も見る。
山頂の方を見ると・・・
うわ~ 緑の草の海だ~! \(^o^)/
あの方は、もうT字分岐のすぐ手前に。
T字分岐までは、いったん沢に下りてから一登りだな。
沢に下りて・・・
渡って・・・
こんなカワイイのに見とれながら 一登りすると・・・
13:33 御浜から1時間ほどで 千畳ヶ原T字分岐に到着。
先に到着して休憩していた方と ちょっとお喋り。
「今日は 月山森にも登るんですか?」
と訊ねると、
「今日は行きません。
5年ほど前に月山森に登った時、
目の前をクマが横切って行ったこともあるしね・・・」
とのこと。
そういえば、
初めて月山森に登った時に会った方も、
「月山森の山頂付近でも クマが目撃されてるんですよ」
って言ってたなぁ。
私も 今日は止めておこう。
飲み物と行動食でエネルギー補給。
一休みして 今度は幸治郎沢へ向かう。
草の海の上を 風が渡って行った。
東風。
ふり返って見る。
遠くに 木道を歩いてくる人の姿が小さく見えた。
これから向かう方を見たら、
東側からガスが下りてきていた。
笙ヶ岳の方をふり返って見る。
お! ついに笙ヶ岳の山頂が姿を現した。
幸治郎沢が 少しずつ近づいてくる。
沢を渡る。
沢の途中から 山頂方面を見る。
私が こんなふうに
写真を撮っているうちに・・・
あの方は もうずっと向こうに。
幸治郎沢に向かう途中、
いくつもの沢を越えた。
この草の上を滑り下りていきたい感じ!
この沢も渡って・・・
この小さな沢も渡って。
流れ落ちる水に しばし見とれる。
昨年 月山の姥沢の方で初めてこの花を見た時、
おもしろい姿が印象的だった。
『チョウジギク』。
ロープが渡してある沢。
ロープに沿って進むと・・・
幸治郎沢の下に着いた!
さあ、両手両足全部使って登るぞ~!
・・・⑥へ続く・・・