「 山には 興味ありませ~ん! ( ˘ω˘ ) 」
と いつも言っているダンナが、
自分の方から「今度の土曜日に鳥海山に連れていけ」と言ってきた。
「 山には興味無いんだけど、
山形県人として 月山と鳥海山には登っておきたい」
・・・のだそうだ。
ホントは先週月山に登る予定だったけど、
私が下見した時の状況から 月山は止め、
鳥海山に先に登ろうと思ったらしい。
ダンナは 膝に不安をかかえているため、
「車道終点の登山口~滝ノ小屋~河原宿~月山森」の往復コースを提案。
「あとは、行ってみて 状況をみて 行けるところまで行こう。」
ということにした。
七夕の日の昨晩は キレイな月が出て、
今日への期待を膨らませて就寝。
そして今朝。
なんと3時過ぎに目が覚めた。
しばらく布団の中でソワソワしていたけど、
ふと思いついて、カメラを手に 家から100mほどの所へ。
4時頃の東の空。
そこから見える鳥海山。
ワクワクしながら準備して出発。
「 やった~! スッキリ晴れてる~!」
とはしゃぐ私に、
「 お前、テンション高いな。」
なんて言ってたダンナだが、
「おお~っ! でっけ~!」
と 徐々にテンションが上がってきた(笑)。
車道終点駐車場には、すでに30台ほど車があった。
駐車場からの南東の方の景色。
登山届を書いて・・・
6:50 登山口をスタート。
膝の痛みが強くならず、
楽しく山歩きができるといいね。
「ほらほら、マイヅルソウだよ!」
「へえ~。」
「 ほらほら、可愛いスミレだよ!」
「へえ~。」
「 このカエデの花、カワイイよ!」
・・・・・・
あら、姿が見えない(笑)。
自分の趣味・興味を押し付けちゃいけないか。
ダンナはダンナで、
自分の心や体と向き合いながら
初めての鳥海山を歩いているんだもんね。
私が
ショウジョウバカマを見たり・・・
沢の流れに見とれたり・・・
しゃがみこんでイワカガミの写真を撮ったりしているうちに・・・
ダンナは
ずんずん進んでいったようだ。
たまに ふり返って 後ろの景色を見るのもいいよ。
足元の こんな苔たちもカワイイんだよ。
ほら! 大きな石から こんなふうに出てるよ!
・・・と、
ダンナにはダンナのペースがあるのだった。
7:10頃、滝ノ小屋に到着。
「 だいぶ 待ってた?」
「 ん~、5分くらいかな。」
その辺を ちょっとウロウロしてから・・・
板を担いだ人たちの後から 出発。
勢いよく流れてくる。
さっそく ここから雪渓歩き。
「 どこを歩けばいいんだ?」
「 あんまり端の方じゃなかったら、どこでもいいよ。」
「 へえ~。」
前を行くスキーヤーたちは このまま直進していったけど、
私たちは 印のある左側の夏道の方へ。
「ここから ぐんぐん標高が上がってくよ。」
「 そっか~。」
ここでは すぐ前に姿があったけど・・・
どんどん・・・
どんどん・・・
離れていって・・・
姿が あんなに小さくなったよ。
それでも・・・
何度も立ち止まって・・・
遠くの景色も眺めたかったし・・・
足元の可愛い花たちを眺めたりもしたかった。
あ、
月山の右側に見えてるの、
もしかして朝日連峰かなぁ。
この辺りから、
ヨツバシオガマの姿が一気に増えた。
ズーム。
あそこに小さく見えるのは、
登山口の駐車場かな?
あ!
これが『ミヤマハンショウヅル』か~。
うつむき加減の花が開いて・・・
花も うつむき加減。
これは、何だろう?
ハクサンフウロに 訪問者。
写真では青く見えるけど、ピンク色だった。
もうすっかり姿が見えなくなった。
河原宿で待ってるだろう。
ハクサンシャクナゲのピンクのつぼみ、
かわいいな。
写真では青っぽく見えるけど、ピンク色だった。
ついつい撮ってしまう、
「小さくて可愛いものたち」
さっき追い越して行った方たちが、
もうずっと先に。
右にも左にも ヨツバシオガマがいっぱい。
庄内平野を見下ろすヨツバシオガマたち。
登山者を励ましてくれてるヨツバシオガマたち。
かすかにダンナのリュックが見えた。
順調に登ってるようで良かった。
水音が大きく聞こえてきた。
河原宿はもうすぐだな。
ハッとするようなピンク色。
8:20頃、河原宿に到着。
・・・②へ続く・・・