2015年2月上旬の『いわきサンシャインマラソン』から帰ってきてすぐ、
「今までみたいなマラソン大会に参加するのは、もういいや…。」と思った。
そして それと同時に、
「トレイルランの大会に参加してみよう!」と思った。
時期や場所などから 参加できそうな大会を探し、選んだのは、
『七時雨 CALDERA TRAIL』。
初めてだから13kmのショートの部にと考えたけど、
旦那に相談しているうちに 定員に達してしまっていた。( ノД`)
迷ったけど、34kmのロングの部にエントリー!
平日は3~5日10kmくらい、土日のどちらかは20~30km走り、
体幹トレーニングやバランストレーニングなんかもしたりして…
トレランの装備をいくつか購入して…
ドキドキわくわくしながら準備。
七時雨山のある八幡平市までは、車で約5時間。
旦那に運転手をお願いして1泊2日での参加。
前日、スタート会場に下見に行って、まず感激。
こんなところを走ったり歩いたりするなんて!…と。
コースは、七時雨山荘前を出発。
裏手の牧場を登り、まずは右の方にある(写真には写っていない)田代山へ。
戻ってきて、写真奥の七時雨山へ。
すごくきれいな景色に感激しながらも、
ちゃんとゴールできるだろうかと不安になったっけ。
それまで参加したマラソン大会とは違って、
トレラン大会当日のスタート会場は、和やかな雰囲気だった。
植生保護のため、シューズ裏に土が付いていたら落とすように言われて、
へええ~と思ったりして。
参加者とスタッフで記念写真を撮ってからスタート。
スタートすると、まずは牧場へ。
緑の中を、色とりどりのウェアなどの参加者が進んでいった。
牧場のあちらこちらに「ホンワカしたもの」があり、
踏まないようによけながら。
最初に登った田代山から、スタート地点が見えた~。
田代山を下り、七時雨山に向かう道では、
登山者のグループの方から声を掛けられて、ちょっとお喋りしたりして。
その中に 以前鶴岡に住んでいたという方もいて、驚いたっけ。
途中から やや急登になったけど、楽しくて面白くて、
ガンガン登っていった。
(これが失敗だったと 後から知ることになる。)
北峰~南峰と登って下って…
コース途中に『日本の滝100選』に選ばれている『不動の滝』があり、
立ち止まって眺めたり…。
20kmを過ぎた辺りから 脚のあちこちが攣りだしたけど…
同じように脚が攣ってしまった人たちと一緒に歩きながら
いろいろ情報交換したり。
後半は脚がかなりキツくなってしまい、
緩やかな下りでさえ歩いたりも。
残り2kmあたりの登山道で、
『グレートトラバース百名山一筆書き』の時に機材をもって走っていた山田さんから
励ましの言葉をかけていただき、
元気をいただいて、そこから残りを頑張って走った。
山田さんは、ゴールしてから、他の参加者を励ますために逆走してきたらしい。
山田さんのほかにも、上宮逸子さんからも声をかけていただいて嬉しかった。
参加者同士『頑張ってくださ~い!』と励ましの声を掛け合う姿が、
あちらこちらで見られた。
へとへとになりながら、6時間13分かかってゴール。
不思議なことに、
ゴールしたとたん、つらかったことやキツかったことは忘れてしまい、
「 山、すっごく楽しい~!」
と思ったのだった。
この大会の次は、
2016年5月に、新潟県胎内市で行われた『第1回櫛形WINDTRAIL』に参加。
しかし、
あちらこちらで立ち止まって写真を撮りすぎ、
残り5kmの地点の関門でアウト!
「山で走ってしまうと キレイな景色や植物を見逃してしまうから、
もう走らなくてもいいや…」と、この時に思った。
それまで、
「毎日でも走りたい」とか「おばあちゃんになっても走り続けたい」とか
思っていたのに、
「もう走らなくてもいいや」
と思うようになったのだから、自分でも驚きだった。
これは、七時雨山に向かう途中 窓から見えた岩手山。