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ふと目にとまったものや感じたことを写真と言葉で綴るBLUEの日記。

◆'20/01/18~19 鳥海山・滝ノ小屋泊②

 

鳳来山では  ちょっと景色を眺めるくらいにして、先へ進む。
まだ先は長いからね。(;^ω^)

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ちょっとキョロキョロしてから・・・

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先へ。

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まだまだ雪庇とは言えないような感じだけど、
少しずつ雪が積もってきてる。 

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いつもの年なら
今頃 もっともっと積もっているんだろうな。  

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横堂からの急斜面は・・・ 

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前回と同じ辺りにトレースがあるのと・・・ 

 


いったん下ってから向こうの尾根を登るトレースもあるみたいだぞ。 

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前回しっかり見えていた標示は

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 雪のお風呂に浸かっているみたい。( ´艸`)

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横堂まで来て 
月光の急斜面を前に ワカンを装着。

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雪が少し増えて 前回より少し厳しそうだけど、
まだ斜面をトラバースして行けそうだな。 

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先輩Yさん、そのまま直進! f:id:pft78526:20200121200730j:plain

「Yさん!ここ直進しますか? Σ(゚Д゚) 」
と驚いて訊ねると、
「うん。積雪期は ここを直登してましたから。」
とのお返事。

そっか。私も付いていくしかない! 

 

・・・と登り始めたが、
まだ雪が少ないため、
大きなザックを背負ってあちらこちらから枝が出ている急斜面を登るのは大変!
なかなか進まない。

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ふと下を見下ろすと、
私たちのトレースをたどって登ってこようとしている方がいた。 

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「すみませ~ん!
 こっちはキビシイので、トラバースした方がいいと思います~!」
と その方に声をかけた。
(その方の声、先輩Mさんに似ていた。もしかして・・・?)

 

私たちは、枝につかまりながら(時に細い枝を折ってしまいながら)
一歩一歩 少しずつ登る。

「やっぱり、戻ってトラバースした方が良かったかな・・・」
というYさんに、

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 「ここまで来たら仕方ないです! (下るのも大変)
 今度は私が前を行きます!」

 

藪漕ぎ、までは行かないけど、
登れるところを探しながら 木の枝をくぐったり跨いだりしながら登る。

(大変だけど、こういうのワクワクして好きだな~) 
と思いながら進んでいった。( ´艸`)

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ようやくトラバースした先行者の跡に合流。
25分くらい急斜面で悪戦苦闘していたことになる。(;^ω^)

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でも、ちょっとしたハプニング、面白かったな。( ´艸`)

 

 

合流して少し進むと、
さっきの方が前にいるのが見えた。
「もしかして、Mさんですか?」
と声をかけると、
「はい。」
・・・やっぱりMさんだった!


しばし立ち話して、再びそれぞれ歩き出した。
 

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足元に気を付けながら 

 

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 二つ目の急坂も登り・・・

 

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12:05頃  台地に上がることができた。

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ふえ~。やっとここまで来たよ~。(;^ω^) 

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けっこうバテバテな私を励ましてくれたのは 

 

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そこらじゅうを駆けまわったウサギの足跡や
ブナの木々たち。 

 

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おお~。
木々のずっと奥に  真っ白な外輪が見えるぞ。 

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キョロキョロしながら進んでいくと・・・

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一本杉の下で待ってくださっているYさんの姿が見えた。
お待たせしました~。(;^ω^) 

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一本杉の下で小休止。
おやつを食べたり紅茶をいただいたり。 

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 登山道の途中に こんな木があるっていいなぁ・・・と また思った。 

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 ホッとするもんね。

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20分ほど休憩し、再び歩き出した。 

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登り始めた頃は あんなに青空が広がっていたのに、 

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いつの間にか 雲がたくさん出てきていて 

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 陽が差したり 陰ったりするようになっていた。 

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台地状だけど、ジワジワと登りになっている。

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振り返ると、
さっきまでいた辺りが少し下に見え、
ずっと向こうに遠くの景色が見えるようになってきた。 

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雪は少ないながら新雪が積もっているし、
あちらこちら木々の枝がかぶさっているので、
先行者のトレースが無かったら、もっともっと歩くのが大変だったはず。

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トレースをたどらせていただけることに感謝しながら登る。 

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この辺りはブナにとって過酷な環境なのか、
細くてウネウネ曲がったブナが多かった。

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ダケカンバが現れ始めたので、
けっこう標高が上がったんだな。 

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東側の景色が見えるところに出た。

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ブナの林がスゴイ。 

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前方には 真っ白な外輪。 

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さらに枝の間をくぐり抜けるようにしながら進む。 

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東側の空、すっかり曇ってしまっている。 

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振り返ると、
日本海が薄オレンジ色に光り始めていた。 

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ズーム。
日本海の手前に細く最上川も見えた。 

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途中、戻ってきた先行者とお会いした。
話をしたら、Yさんと顔見知りのHさんだった。
そして、
私が12月29日に滝ノ小屋まで行ったときに途中すれ違った方でもあった。
「世間は狭いな~。」
と驚き、笑い合った。

この日は、新雪ラッセルしながら 滝ノ小屋まで5時間ほどかかって登ったとのこと。トレースをたどらせていただいたことへの感謝の気持ちをお伝えし、
またそれぞれ歩き出した。

Hさん、本当にありがとうございました。
Hさんのトレースが無かったら、
途中のブナ林でテン泊せざるをえなかったかもしれません。(;^ω^)

 

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この錆びた標示のあるところが『西物見』だそう。 

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 登っては・・・

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振り返る。
歩いてきた台地が見える。 

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もう少し登って・・・またふり返る。
ここまで頑張って登って来たんだなぁ。

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ここまで来たんだから、 
滝ノ小屋目指して あと少し頑張るしかない。

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 この日は東風。

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樹林帯をぬけると、
東から冷たい風が吹きつけてきた。 

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ふと見ると、
鳥海高原ラインの車道を下って来た人の姿が。 

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ここまで来れば 滝ノ小屋は近い。 

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さあ、あの岩まで行けば、滝ノ小屋が・・・。 

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と思ったら、 

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もう一登りあった。(;^ω^) 

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 この辺りまで来ると、

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あちらこちら 雪面が固くなっていた。 

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吹きっさらしだものね。 

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標示まで来たよ。 

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今度こそ もうすぐ。 

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あの岩をそばを行けば・・・ 

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15:40  見えた~~~~! \(^o^)/
       良かったよぉ~! \(^o^)/ 

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 「急斜面を下らずに、こっちを回り込んで行きますよ」 

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鳳来山の後の急斜面に突っ込んで登った後は、
「こんなんで ホントに滝ノ小屋まで行けるだろうか・・・」
なんて思ったりしたけど、ちゃんと着いてよかった! 

開拓から、なんと7時間だよ! ( ´艸`)

 

 

              ・・・③へ続く・・・