「自分独りだったら行かないけど」
とお互いに言いながら、鎧ヶ峰の方へと歩き出した。
曇り空の日に風が吹く金峯山~鎧ヶ峰の尾根は
独りで歩くには ちょっと心細いんだ。(;^ω^)
このブナ林の道、好きなんだよね~。
木々の間から鎧ヶ峰の方を見ると・・・
あれは多分、吹雪いてるね。(;^ω^)
でも、行くよ。
ちょっと進んで振り返ると
木々の奥に金峯神社の三角の屋根が見える。
右側の道を来た。
湯田川へ下る道の分岐。
湯田川の方の道は まだ歩いたことが無い。
「ここ、ここ!
この前来た時、イノシシが掘った穴があったところ!」
右の木の下にも たくさん掘り返した跡があった。
イノシシは突進してくるからクマより危険、という話も。
最初の急坂。
右に曲がってからも・・・
ずず~と登っていく。
こんな色合いも素敵だなぁ・・・。
笹の緑と、木々の茶色。雪の白。
木々が白く霞んでいるところが また素敵!
尾根を進むにつれ、
西からの冷たい風雪が吹き付けるように。
標高は低いけど、
下の方と尾根とじゃ全然違うなぁ・・・とあらためて思った。
うわ~。
寒い~冷たい~!
でも キレイだ~。
青空の下を歩いていたら 陽ざしや木々の陰に感激しながら歩いただろうけど、
こういう景色にも感激だ~。
尾根の東側を見ると、
西から吹き付けた風雪で 木々が真っ白!
長い急坂を一歩一歩登る。
最後の一登り、という所で、
Uさんが、
「先に行ってよ。
令和二年の初登り、先にどうぞ。」
と言って下さったので・・・
ここから山頂まで 残りちょっと、
前を歩かせていただくことに。
最後の坂を登って・・・
登り切って 右に曲がって数M進むと・・・
山頂に出る。
誰もいない。
12:12 鎧ヶ峰山頂
予想通り、鎧ヶ峰山頂は 吹きさらしで風雪がビュービュー。
ウィンドシェルからレインウェアに着替え、
ちょっと水分補給して おやつを食べて・・・
すぐに下山することに。
さて、下山しようか、と言っていたところに、
単独の女性が登って来た。
「独りだったら金峯までにしようと思ってたけど、
足跡があったから こっちまで来ちゃった!」
以前も元日に ここでいっしょになったことのあるEさんだった。
挨拶を交わし、しばし立ち話した後、下山開始。
吹雪は 少しずつ強くなってきた。
・・・③へ続く・・・