冷たい風がビュービュー。
山の上の方はガスの中。
・・・ということで、
この日の宿泊は 七ツ釜避難小屋まで登らずに 祓川ヒュッテ に決まった。
一昨年の夏 矢島コースを登った時に ちょっと眺めただけの祓川ヒュッテ。
今回は、ここに前泊する。
玄関から入ってすぐの所。
うわ~立派だぁ~ (◎o◎)
談話スペースかな?
こんな立派な山荘なのに、素泊まりで1830円!
しかも、シャワーあり?
( この日は既に冬季仕様になっていて
シャワー使用も 物品販売も なかったけど。)
こっちの窓から竜ヶ原湿原が見える。
晴れていたら鳥海山山頂も。
2Fの奥の部屋にするとYさんがおっしゃるので
付いていく。
うわ!
部屋の窓から鳥海山山頂の方が見えるんだ! \(^o^)/
こっちの窓からは
朝日が昇ってくるのが見えるかも?!
なるほど。
ザックを置いて、
しばらくヒュッテ内を見学。
2段ベッドの部屋。
2Fがロフト?になってる部屋。
8畳の部屋2つは ふすまを開けると大部屋に。
キレイな水洗トイレに・・・シャワー室や台所まで! \(◎o◎)/!
駐車場から歩いてすぐだし・・・
ここなら、ウチの夫でも来ることができるかも。( ´艸`)
冷たい風が吹いてたけど、ちょっと外に出てみることにした。
さむっ。
広い湿原。
一昨年の夏、
Yさん、秋田のKさん、仙台のナカシィさんと4人で ここから登ったのだった。
祓川に来たのは、その時以来の2回目。
ああ、向こうに山頂が見えたらなぁ・・・。
向こうに 噴出しているのは、湧水とのこと。
まもなく寒くなって2Fの部屋に戻った。
窓から外に目をやると・・・
木道を向こうに歩いて行く人たちの姿が。
冷たい風が 強く吹いてるこんな時に
どこまで行くんだろう?
神社の辺りまで?
しばらく経って ふと西側を見ると、
青空が!
向こうの木々にも 陽が差した。
こっちの窓からの景色は どうだろう?
ダケカンバたちが かわいい。( ´艸`)
廊下を挟んで向こうの部屋に行ってみた。
おお~。遠くまで見える~。
・・・と ここで
ちょうどお昼の時間になったので、昼食タイムに。
( 折り畳み式の長テーブルまであって、それを使わせていただいて。)
今までの泊まりは 避難小屋だったので、
何だかヘンな気分になった。(;^ω^)
でも、
いろんなところを経験できてオモシロイ。( ´艸`)
西側に また青空が見えだした。
おっ、稲倉岳の東斜面が見えたぞ。
・・・と思ったら、まもなく またガス。(;^ω^)
なかなか すっきり晴れそうにないですな。(;^ω^)
再び外へ。
さむっ!
風で倒れた草に陽が当たると
金色に輝いて見えた。
金色に輝く草原の色と 青空もいいけど、
灰色の空との組み合わせも なかなか好きだな。
寒いので、また戻る。(;^ω^)
泊まる部屋は、あの2Fの右端。
玄関わきにある鐘、
よく見たら 『御浜の鐘』とお揃い。
ここの鐘には『祓川の鐘』と書かれていた。
湧水が噴き出してるそばを通って
建物の周りを1周。
道を挟んでヒュッテと反対側にある展望台。
まだ行ったことが無いけど、景色がどんな感じに見えるのかな。
ここで、窓からの景色を眺めたり仲間とお喋りしたりするのも楽しそう。 ( ´艸`)
山頂の方は 相変わらずガス。
西からの強風で 次々にガスが流れてきて 山頂付近を越えていく。
しばらくガスが晴れそうにない。
それでも、
ちょっと光が差したり ちょっと雲が動いたりすると 景色が違って見え、
そのたびにシャッターを押してしまった。(;^ω^)
あっちこっちに移動しながら。
冷たい風が吹く中を、
この日は何組もの人たちが竜ヶ原湿原の木道を歩いて行くのが見えた。
そんな様子を
窓から眺めていた。
太陽が出てきたぞ!
このまま晴れるか?
・・・と喜んでは
西の空の雲を見てガッカリ・・・
それを 何度も何度も繰り返して。(;^ω^)
翌日は 天気が回復する予報なので、
気温が低ければ 初冠雪が期待できるかも、と言っていたけど、
雪が降るほど気温が下がる予報ではなかった。
それでも、「もしかしたら」と初雪の望みを持ち続け、
祈るような気持ちで山頂の方を眺めていた。
時間は たっぷりある(ありすぎるほど)ので
また外へ。
写真では わかりづらいけど、
手前から向こうへと広がる裾野が紅葉。
上空から鳥海山と周辺を眺めた様子を想像してみた。
ちょっと外へ出ては、
寒くて またすぐに中へ。
立ったり座ったり・・・
あっちに行ったりこっちにいったり・・・
外に出たり中に入ったり・・・
落ち着きなく ウロチョロ&キョロキョロしながら
暗くなるまでの長い時間を過ごした。
雲が流れるのと一緒に
光が木々の上を山肌を滑っていくのを眺めたり・・・
何でもないような景色にも見入ったり・・・。
日常の慌ただしい時間とは別の
ゆったり流れる時間の中で
ただただ山の景色を眺めながら過ごした。
山を歩くわけでなく
ぼ~っと空や山の景色を眺めながら過ごす。
なんて贅沢な時間なんだろう・・・。
・・・③へ続く・・・