12:06 千畳ヶ原のT字分岐で秋田の方たちとお別れし、
笙ヶ岳へと向かう。
みなさんはT字分岐で昼食休憩だそうだけど、
私は 笙ヶ岳まで行ってから 景色を眺めながら ゆっくり休憩しよう。
「笙ヶ岳には そのうち行けるさ」と思って行かなかったり、
真夏の猛暑にやられて行くのを止めたりして
行きたいと思いながら しばらく行ってない笙ヶ岳に、
今日は 行きたかった。
12:20 蛇石流分岐
ゴツゴツした大きな石を登る。
振り返って見ると、
さっきいた月山森や千畳ヶ原が 小さくなっていた。
12:38 御田ヶ原・鳥海湖 分岐
鳥海湖のそばに出ると、
朝は さざ波が立っていた水面が 鏡のようになっていた。
鏡のような水面に景色が映り込む様子には
やっぱり見入ってしまう。
同じような写真を何枚も撮りながら。
木道に上がると 岩峰と笙ヶ岳が見えてきた。
12:55 長坂道の分岐
さっき私を追い越して行った方は、
T字分岐から 吹浦コースへ入って行った。
12:58 長坂道T字分岐。
私は 右の吹浦コースに曲がらずに・・・
笙ヶ岳の方へと 長坂道を直進。
遠くの月山を眺めつつ
ゴロゴロした石の多い足元に気を付けて歩く。
岩峰を通過し・・・
笙ヶ岳へ。
笙ヶ岳三峰の斜面の赤いのは、
紅葉したチングルマの葉かな?
三峰の斜面に赤く見えたのは、やっぱりチングルマだった。
色はくすんでしまってたけど。
鍋森の向こうに 千畳ヶ原のT字分岐が見えた。
あの方たちも 休憩を終えて歩き出したようだ。
笙ヶ岳三峰から 歩いてきた方を振り返って見る。
そして・・・
下る時に通る道。
草紅葉の中を通り、池塘のそばを歩く道。
池塘には 今どのくらい水があるんだろうか。
空は映っているだろうか。
二峰の方へ。
笙ヶ岳へ行ってる人は いないのかな・・・と思ったら、
いた!
ここから見えない一峰の向こう側にも
誰かいるかもしれない。
そのうちチングルマに取り囲まれそうな石。(;^ω^)
庭園のようなところだな、といつも思う場所。
庄内平野や日本海・・・。
遠くの景色を眺めながら なだらかな道を行く。
月山も。
紅葉した葉や常緑の葉、 草紅葉で描き出されたたくさんの曲線を見ると、
それらが火山活動によってできたものなんだなぁとあらためて思う。
そこに 長い年月の間に咲くようになった花。
人が少ない静かな尾根道。
ここからは分からないけど、
向こうの方は たくさんの人が歩いているんだろうな・・・。
・・・と思いながら 眺める。
午前中 行ってきた月山森と千畳ヶ原。
「今年は笙ヶ岳に行って 眼下に広がる庄内平野を眺めたい」
と言っていた母と 7月に来た時は、
ガス&強風だったために笙ヶ岳行きは止め、御浜小屋でのんびり休憩して下山。
来年こそは 母と笙ヶ岳に来ることができたらいいな。
フサフサ・・・。
ここを登ると・・・
13:27 笙ヶ岳一峰に到着。
南東側斜面に、
ハクサンイチゲが あちらこちらにポツポツ咲いていた。
毎度眺めたくなる万助小屋。
長坂道を下った辺りには 紅葉のキレイなところが。
う~ん
やっぱり笙ヶ岳まで来て良かった~! \(^o^)/
でも・・・
気になっていたのは、
空の様子がアヤシクなってきていたこと。
「なんとか曇りで経過しそう」から、
「そのうち雨が降ってくるかも」な雲が出てきていた。
それに・・・
何だか とても湿度が高くなってきた感じ。(;^ω^)
ここで のんびりゆっくりしていくつもりでいたけど、
雨が降り出す前に 下山したいなぁ・・・。
ということで、
13:40頃 下山開始。
せっかく来たのに たった15分程度の休憩で下山してしまうのは
もったいない気がするけど・・・
・・・いっか、と。
笙ヶ岳三峰から下ったら・・・
あっちへ。
ここにチングルマの花が たくさん咲いていた様子を想像してみる。
その頃 山頂の方には、まだ残雪があったかな。
さっき見下ろしていた道を歩く。
三峰を振り返って見る。
池塘のそばへ。
この時期 水は少なめだし・・・
この天気で 水に映ってるのは曇り空。
それでも ここを歩くことができてうれしい。
岩峰で隠れていた山頂が また見えるようになって
吹浦コースに合流する辺りまで来ると・・・
ずっと向こうの象潟コースの賽ノ河原まで 見えるようになる。
あれっ?
月山森にご一緒させていただいた方たちが
賽ノ河原にいるぞ。
吹浦コースに合流し・・・
今度は 象潟コースへとぬける。
御浜の方から下って来る人たちの姿が次々と。
象潟コースに合流。
鉾立へ。
もう少し経ったら、
この辺りの木々も紅葉するんだろうな・・・。
14:57 下山。
天気予報から土日の山歩きを諦めて?いて、
金曜日の夕方~土曜日の朝を御浜で過ごして下山するつもりでいたけれど・・・
意外にも土曜日は 曇りながら登山日和?だったので、
千畳ヶ原へ、そして月山森へと足をのばし、
鉾立に戻る前に 笙ヶ岳へも行ってくることとなった。
千畳ヶ原や月山森まで行こうという気持ちになれたのは、
秋田からの方たちのおかげ。
みなさんとの出会いに感謝しております。
ありがとうございました。<(_ _)>
帰路、遊佐辺りから パラパラ小雨が降り出した。
遊佐から見る鳥海山の中腹辺りには、
紅葉のラインがうっすら見えた。
これから少しずつ あのライン下りてくることだろう。
のんびり過ごした御浜での時間。
草紅葉の千畳ヶ原と紅葉の月山森。
今回も充実感いっぱいで帰宅。