行き先どころか山に行くかどうかさえ迷っていた日曜日。
迷いに迷った末、
12月下旬以来の鳳来山に行くことにした。
( 最近、ずっと こんな調子で
いつも出発が遅くなる。)
家を出て100Mほどの所からの虚空蔵岳と・・・
月山。
2月とは思えないような暖かな日が続いていて、
田んぼの雪は もうほとんどとけてしまった。
鳥海山の上半分は 雲の中。
八幡まで来て ふと見たら・・・
「おっ! あそこが鳳来山じゃん!」と、ようやく分かった。(;^ω^)
遠くから見て 自分の歩いたところが分かると
やっぱり嬉しい。
左折して湯ノ台方面へ。
車道には 雪ナシ。
湯ノ台地区に入ると、
向こうに 真っ白な鳥海山が見えてきた。
開拓の駐車スペースには 数台の車が。
歩き始めの雪壁は、1か月前に比べて ずいぶん低くなっていた。
10:00 ワカンを持って壁を上がった。
雪がだいぶ固まっているようで、
先行者の足跡も ほとんど沈み込みが無い。
雪壁をふり返る。
ワカンを履く必要は無い状態だけど、
先日 部品を付け替えてみたばかりなので、
試し履きしてみることにした。
あれれっ?! 変だぞ?
ちょっと歩くと・・・外れ、
履きなおして またちょっと歩くと外れ・・・。
なんで?! 取り付け方が悪かったのか?!
まだまだ雪山を歩きたいのに、
ワカンがこの調子じゃ、困るよ~。( ノД`)
と 思っていたら、
早くも下山してきた方がいて 話しかけて下さった。
「今日は ツボ足で全然大丈夫ですよ。
私は 登り1時間半、下り30分しか かかりませんでしたから。」
教えてくださってありがとうございます。
今日は、ツボ足で行きます。
その方にお礼を言って、ワカンを外して歩き出した。
ホントだ。ツボ足でOK。
しかも、こんなふうに積もっているので
どこを歩いても大丈夫。\(^o^)/
歩き始めて間もなく
何かを燃やしているような匂いが漂ってきた。
この匂いがどこから来るのかは、後から知ることになる。
どのくらい積もってるのかな~? と根元をのぞき込んで見たけど、
わからなかった。(;^ω^)
目の前を横切っている足跡アリ。
シカさんでしょうか。
ふり返って見る。
何人も歩いた跡もあったけど、
私は 足跡の無いところを登ってきた。( ´艸`)
これは ウサギさんですな。
12月下旬に登った時より積雪が多くなっていて 景色が変わってる。
暖かい日が続いて これだけ積雪量があるのだから
多い時は どのくらい積もっていたんだろうか?
そういえば・・・
先輩Yさんが1月末に登った時は、
新雪が深くてストックが全然効かないほどで、
スノーシューを履いても かなり沈み込んだって言ってたなぁ。
それにしても・・・
ここまで沈み込みナシで歩けるとは。
下山するころも ザクザクになりませんように。(;^ω^)
ピンクリボンあり。
でも、足跡は あちらこちらに。
フリンジ付き。( ´艸`)。
あれ? 声が聞こえてくるぞ?
と思って 声のした方をよく見たら・・・
木々の向こうに チラチラッと南校ヒュッテが見えた。
沢部分も 雪がいっぱいで、トコトコ普通に歩いて渡った。
いつも道があったところにではなく、
手前から南高ヒュッテへの方へとトレースがあった。
( その間を登っていった人の跡も。)
私は・・・
この斜面を突っ切っていこう!( ´艸`)
この斜面に 陽が差してきて・・・
模様が浮かび上がった。
斜面を ずんずん・・・ずんずん・・・
斜面の途中で ふり返って見る。
こんなところへ出た~。
ヒュッテの入り口は 雪の下!
でも・・・
これでも、Yさんが1月末に登った時の写真より少ないな。
ちょうどヒュッテから出てきた方たちが。
S高校山岳部の引率の先生方だった。
前の晩 泊まったのだそうだ。
そして・・・
煙突から煙が!
下に漂っていた匂いは、これだったんだ。( ´艸`
今までは ヒュッテの向こう側を通って登っていたけど、
先行者のトレースが 手前に付いていたので、
私も手前から行くことにした。
ヒュッテをふり返って見たら・・・
あ! 屋根にも足跡があるじゃないか!
せっかくだから 私も屋根に登ってみたい~!
と、戻って 屋根の上へ。
ほお~。
屋根の上からの景色を眺めていると、
もう一人 ヒュッテから出てきた方が。
「12月にも お会いしましたよね。」
そうだ。
尾根道の途中ですれ違ったK高校山岳部の引率者の中に
いらした方だった。
あちこちの高校山岳部の山行に、顧問の先生と一緒に同行されているのだろうか。
もし私が 高校生の頃に山に登っていたら、
どんなことを感じながら 山歩きをしていたんだろう・・・
なんて思いながら、再び歩き出した。
・・・②へ続く・・・