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ふと目にとまったものや感じたことを写真と言葉で綴るBLUEの日記。

◆『写真がもっと好きになる。』…菅原一剛:文・写真

 

 たしか この本、

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 BOOKOFFで たまたま目に入った本だったんじゃないかな。( ´艸`)
( 空色にオレンジ。目がチカチカする配色ですなぁ。)


本棚にあったのが目に入り、
久々に手に取って見た。

       

 

 

本の中で心にとまった言葉を、
山歩き3年目に撮った写真たちとともに
いくつか。

 

  

発見したものをそのまま写してみよう。
そのとき感じた気持ちを込めながら。
そのとき感じた気持ちが、かならず写るから。

 

 

 

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( 2018.8       自宅近くにて )

 

 

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 (  2018.4       鳥海ブルーラインにて )

 

 

お散歩の最大の楽しみは、
たとえ慣れ親しんだ場所でも、
いつも新しい発見があることだったりします。
時間帯が変われば、同じ場所とは思えないほどに、
その光景は変わります。 
季節が変わればなおさらです。
新しい発見というのは、いつの日も不思議と、
ぼくたちを幸せな気分にしてくれます。

 

 

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( 2018.4      庄内空港緑地緩衝公園にて )

 

 

 

“散歩” というのは、イメージにしても意味にしても、
特別な意味がありません。
大事なのは、その“気分”じゃないかな、と思うのです。
お散歩のイメージは、ポカポカとしたお天道様の下、
あたたかい光を浴びながら、フラフラと漂う感じなのかもしれません。
そんなときは、
普段は気にもとめない“光の温度”を感じるはずです。
光を感じながら足を止めたときに見えるのは、
これまで見過ごしていた景色だったりします。

 

 

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( 2018.4     高館山にて )

 

 

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( 2018.5     獅子ヶ鼻湿原にて )

 

 

 

ぼくは、すべての時間の中に「その時間ならでは」の
美しい写真が あるのではないかと思っています。
風景であれ、何であれ、この世に存在するすべてのものたちは、
時間帯や、その時々の光の有り様によって、かなり異なります。

 

 

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( 2018.6     障子ヶ岳にて )

 

 

 

毎日、同じ場所で、同じ時間に、同じものを見ても、
常に変化しているのです。
今あなたが見ている光は、
「絶対ほかの日には出会えない」唯一の光なのです。

 

 

 

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( 2018.10     羽黒山にて )

 


 

目にうつるものをたくさん撮りましょう。
撮ったら、ひとりで、ゆっくり、

その写真を見直します。
撮ったときに感じたこととは、
別の何かを感じさせてくれる
写真を選んでみよう。

 

 

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 ( 2018.5      羽黒山にて )

 

 

 

気になるものがあったら、
すぐに、そして、たくさん撮ってみましょう。
無心にシャッターを切ることで、
今まで見えていなかったいろんなものが、
自然と写ってくるはずです。 

 

 

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( 2018.7     秋田駒ヶ岳にて )

 

 

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( 2018.12     遊佐町 丸池にて ) 

 

 

 

ファインダーを覗きながら、
相手に話しかけてみよう。
声に出さなくても心で語りかけても大丈夫。
あなたと被写体のあいだの、
あたたかな関係は、不思議なことに、
ちゃんと見えてくるから。

 

 

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( 2018.6    南寒江山にて )

 

 

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( 2018.9    鳥海山にて )

 

 

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( 2018.11     鶴岡市 下池にて )




気持ちや“思い”は不思議とよく写るのです。
だから、たとえ声に出さなくても、
すべてのものに話しかけるように撮ってみましょう。

 

 

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 (  2018.4      月山にて )

 

 

光の中に、“目に見える光”と“目に見えない光”の
両方があることを、少し意識してください。
すると、あなたが感じたあたたかい光が写るはずです。
“見えない光”も、かならず写ります。

 

 

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( 2018.5     県立自然博物園にて )

 

 

 

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(  2018.7    鳥海山にて )

 

 

 

人間の機能というのは、とても優れていて、
具体的に“見える”以外に、
感覚的に“感じる”ことができるのです。

 

 

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( 2018.5      元滝にて )

 

 

 

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( 2018.5     県立自然博物園にて )

 

 

 

まずは感じたことを言葉にして、
写したいことが何なのかを思いながら、
シャッターを押してみてください。
たとえ具体的な形として写っていなかったとしても、
“写したい”と思ったことは
何となくその“気分”が写ってくるのです。

 

 

 

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( 2018.7     月山にて )

 

 

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( 2018.11     鳥海山にて)

 

 

 

ぼくは、写真は「ひとつの窓みたいだなぁ」と感じています。
一枚の写真があることで、別の新しいことを感じるようになったり、
想像力を掻き立てられることがあるからです。

 

 

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( 2018.4    八森自然公園にて ) 

 

 

 

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(    2018.5        羽黒山にて )

 

 

 

写真を見るとき、「撮られたときのこと」を想像しよう。
その時間、その気持ち、その光、目の前にある出来事の、
偶然が作るちょっとした表情に目をこらしてみよう。
やがて、あなたの写真は、
たった一枚の写真であったはずのものが、
すべて、つながっていくから。

 

 

 

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( 2018.7    鳥海山にて ) 

 

 

 

本当に見たいものを見つけてほしい。
すべてのものごとは、どこかでつながっているから。
見たいものがわからなかったら、
それを探しに出かけよう。

 

 

 

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 ( 2018.10      鳥海山にて )

 

 

一枚一枚の写真の中には、かならず具体的な何かが写っていて、
たとえ上手く写っていなかったとしても、そこには、
あなたが感じたことが、あなたの“眼差し”として、
一緒に写っているわけです。

 

 

 

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( 2018.7     秋田駒ヶ岳にて )

 

 

 

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( 2018.11    鳥海山にて)

 

 

 

そこあるすべての写真は、
たとえ異なった場所の、異なった時間の写真だったとしても、
あなたの“眼差し”によって確実につながっています。
それが実感できたなら、あなたが何を見たいと思っているのか、
はっきりしてくるはずです。

 

 

 

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 ( 2018.7     鳥海山にて )

 

 

 

何かを見つけたときに慌てることなく、
焦らずにゆっくりと、確かめるように近づいて見てくださいね。
そこには、かならずその気持ちが写ります。

 

 

 

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( 2018.5    獅子ヶ鼻湿原にて )

 

 

 

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 ( 2018.11     鶴間池にて )

 

 

 

何枚かの固まりとなって、
ようやく伝えることのできる“思い”があります。

 

 

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( 2018.12    蔵王にて)

 

 

 

構図や光のことなど気にしないで、
空を見上げて「わぁ、きれい!」と思う瞬間に、
シャッターを切ってみてください。

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その写真を撮ったときの被写体の印象と一緒に、
自分の心の動きも、しっかりと覚えておくことです。

 

 

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( 2018.9    三川町にて)

 

 

 

いつでも、どこでも、“あっ!”と思ったものを、
どんどん撮ってください。そんなたくさんの写真を、
ゆっくりと丁寧に眺めてください。
そうすれば、自分の好きなことがわかるし、
それは“自分らしさ”がわかることです。

 

 

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( 2018.9      鳥海山にて )

 

 

 

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( 2018.9     鳥海山にて)

 

 

 

 

自分が惹きつけられたものの写真は、
それまで意識できていなかった“自分らしさ”を教えてくれます。

 

 

 

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( 2018.5      羽黒山にて )

 

 

 

f:id:pft78526:20190127153628j:plain( 2018.7      庄内空港緑地緩衝公園にて )



 

 

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( 2018.8     バイト先にて )

 

 

 

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( 2018.10      鶴間池にて )

 

 

 

あなたが何を見てみたいと思っているのか、
それを知ることは写真を撮るうえで、とても大切なことです。
「見たいものを見て、楽しく写真を撮る」ことが、
一番楽しい写真の撮り方だと、ぼくは思っているからです。

 

 

 

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・・・私が毎度大量に撮っている写真たち。
・・・私の『眼差し』でつながっているだろうか。
・・・私なりの『自分らしさ』が表れているだろうか。