青空を雲がどんどん流れていくのを眺めながら ちょっと一息入れ、
賽の河原から御浜へと向かっていく。
河原宿の方に、小さく歩いている人たちの姿が。
その向こうは ガスで白くなっている。
もしかしたら 御浜の方にもガスがかかるかもしれないな~。
少し登って 賽の河原をふり返って見る。
また青空。
西の方から すごい速さでガスが流れてくる。
何度もふり返りながら登る。
賽の河原から河原宿の方へ向かう人あり。
なめらかな雪面。
昼を過ぎ、
御浜周辺まで行ってきた日帰りの方たちが ポツポツくだってくるように。
これは・・・
ウサギでも テンでも キツネやタヌキでもない。
もしかしたらオコジョだったりして?
登るにつれて、
気温が上がって下に落ちてしまった『エビのしっぽ』があちらこちらに。
空気がキ~ンと冷えてる時の様子も見たいな。
白い雲が浮かぶ青空に登っていきそうなYさん。
「中の2つの足跡が重なって、足跡が3つずつのまとまりに見えるのは テン」
って本に書いてあった気がするけど、
この足跡、テンかなぁ?
雪原の向こうに 小さく御浜小屋が見えてきた。
雪の上にチョコンと出てるだけの草にも
こんなふうに?
一瞬 陽が陰った時、ふり返ってみた。
ガスに陽があたって 幻想的。
モノクロで撮った写真のよう。
御浜小屋は もう すぐそこ。
今いる所は雪で真っ白なのに、
すぐ下に見える中島台付近は紅葉で赤っぽい色。
下って来た方から、御浜小屋に入れることを聞いた。
良かった。
「鉾立に戻って車中泊」をせず、御浜小屋に泊まれそうだ。(;^ω^)
御浜小屋に到着!
雪で白くなってる~!
腰をかがめて鳥居をくぐるYさん。
何cmくらい積もっているんだろう?
鳥居をくぐったところから 稲倉岳を見る。
出入り口前にも何十cmか雪が積もっていて、
先に来た方たちは 鍵をあけてあった窓から入ったのだった。
駐車場で見かけた小屋泊装備の方たちも すでに窓から入って荷物を置いていた。
この方たちは、埼玉から撮影にいらしたのだという。
2人のうちお一人は すでに撮影に出て行ったそう。
Yさんと私も窓からザックを入れ、小屋の中に入った。
床をさっと掃いて 荷物を置き、
先ずは 鳥海湖の方を見に行ってみることにした。
長坂道の方を見ると、遠くに小さく人の姿あり。
撮影中のようだ。
鳥海湖! \(^o^)/
和菓子のようになってる鍋森! \(^o^)/
光差す鳥海湖! \(^o^)/
この時期の鳥海山に 今自分が来ているということが
何だか夢のように感じられた。
さて、小屋に戻ろうか。
誰かが埋まった足跡。
その側面の雪が 水色っぽく見えた。
小屋にあるスコップで 入り口前の雪を少しどけて
出入りできるようにしよう、とYさん。
Yさんと二人で 雪をどけたり 取り外しできるようになっている板を外したりして
出入り口から 出入りできるようにした。
よかった~。
一回ずつ 窓によじ登らなければならなかったら、大変だった・・・。(;^ω^)
出入り口を確保し ホッとしたところで
ちょっと遅めの昼食休憩。
その後、
いよいよ扇子森の辺りまで行ってみることに。
うわ~い! どんな景色が広がってるんだろう? \(^o^)/
・・・③へ続く・・・