「私より ペース速い~!」
と母に言うと・・・
「あんた、写真撮ってるから 面倒くさくって。」
「 遅れすぎないで、ちゃんと付いてきてよ。」
・・・ ( ̄∇ ̄;) は~い。努力しま~す。
母、しばらくずっと山歩きをしていなかったというけど、
歩き始めると 速いんだもの。(;^ω^)
山に来ると、
やっぱりうれしくて、ペースが上がっちゃうんだろうか?
いくらうれしくても、
体力・筋力なんかが ある程度なければ
トントンと登っていくことはできないはずだから・・・
日頃の外仕事(畑、草取り)や 散歩?なんかを続けてるから
山歩きできるくらいの体を維持できてるのかな。
父が他界してから 独り暮らしをしている母。
「 独りになったら、
今まで以上に 健康でいなきゃ! と思うようになった」
という。
私が いつものように あちらこちらで止まってる間に・・・
母は、すでに雪渓を歩き始めていた! (;^ω^)
( 下って来たお二人の 向こうまで行ったぞ。)
この幻想的な景色を 撮ってるらしい。
ものすごい速さでガスが流れていくので・・・
さっきまで 真っ白な中を歩いていたと思うと、
あっという間に 頭上に青空が広がったりする。
青空が見えるたびに 立ち止まって
山肌を 光や雲の影が動いていくのを眺める。
どんどん変わっていく景色。
ずっと眺めていても 飽きることはない。
でも、
今日は 自分ひとりじゃないから
のんびりばかりしてはいられない・・・。(;'∀')
見上げた斜面のずっと上の方に 紫色の花が見えたので 撮ってみたら・・・
イワギキョウだろうか?
登山道の近くには ほとんど見かけなかったけど。
この様子を見ると、
「なるほど、チングルマって『木』なんだなぁ・・・」
と思う。
ここまでになるのに、
10年以上は かかってるんじゃないだろうか?
こちらは、
すでに花穂になったチングルマ。
・・・おっ!
ガスの中に 九合目の仏生小屋が見えた!
そうそう、
仏生小屋の手前には、
ハクサンフウロが たくさん咲くんだった。
仏生池。
2年前の6月半ばに来た時、
この池いっぱいに クロサンショウウオの卵嚢があって ビックリしたのだった。
私は クロサンショウウオの卵嚢を見たのが初めてだったので、
「カエルの卵じゃないし・・・いったい何だ?!」
と思いながら、しばらく眺めていた。
小屋でちょっと休憩し・・・
再び歩きだしたとき、
向かう先は・・・こんな感じ。(;^ω^)
少し登ったところから 小屋の方をふり返って見る。
お! 青空だ!
やった~と思っていると、
またすぐに ガス。
今日は、すっと この繰り返しだな。(;^ω^)
九合目を過ぎると、
ヒナウスユキソウが あちらこちらに お目見え。
真っ青な空!
母の目に映っているのは、
どの辺りの風景かな?
アオノツガザクラ、びっしり。
この花が たくさん咲くところを過ぎると
そろそろ 木道に出る。
母は、木道の周りに咲くヒナウスユキソウを楽しみにしているようだ。
昨年は まばらな印象だったヒナウスユキソウ。
今年は どうだろう?
・・・③へ続く・・・