(絵も そうだけど)
写真も 子どもたちには かなわない!!
・・・そう思った本だった。
この本は、
『ワンダーアイズ・プロジェクト』による企画・編集。
「世界の子どもたちに自由な創造の機会をつくり、国際理解や交流に役立つことを
活動の趣旨としている」
とのこと。
2000~2004年の間に
世界5地域と日本で
子どもたち約1000人と写真プログラムを行った時のものだそう。
簡単なカメラを使って 子どもたちが思いのままに撮影。
プログラムを実施した国で 写真展を開催したのだそうだ。
・・・「独立のための紛争で多くの爪痕が残る2000年に写真ワークショップを行った」という東ティモール。
・・・2001年、ソ連から独立して10周年を迎えたウズベキスタン。
・・・オーストラリアのアボリジニが住むコミュニティ。
・・・ブラジルの漁村・農村・インディオの地域・スラム。
・・・独立して30年、紛争終結から訳10年のモザンビーク・
・・・そして、日本では 東京・銀座、徳之島。
子どもたちのまなざし、視点、感性は
本当に オモシロイ!
自由な発想による 構図やアングル。
リズム。躍動感。自由。力強さ。優しさ。
キラキラ。ワクワク。
微笑ましい作品もあれば、
ハッとさせられる作品もあったりして。
構図とか、綺麗さとか、写真の技術以前の、
何か とっても大切なもの。
そんなものが 子どもたちの写真には写っている感じがした。
写真って ただ 目の前のものだけが写るんじゃないんだ・・・
ということを あらためて感じた写真集だった。