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ふと目にとまったものや感じたことを写真と言葉で綴るBLUEの日記。

◆『おはなし名画シリーズ19 葛飾北斎』



         とくに浮世絵に興味があったわけではないけれど、 
              何となく 目に入ってきて
               何となく 手に取って
                 表紙を見たら・・・

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                ずぎゅ~~ん!
              と キタ~! \(◎o◎)/

 
                                 本の中で紹介されている絵を観て また驚いた。
         構図、色の配置やバランス、描写の仕方・・・etc・・・
                どの絵も、スゴイ!

              江戸時代の画家:葛飾北斎が
                海外でも高く評価され、
         印象派の画家たちに影響を与えたと言われるのが
                わかった気がした。


                 この本では、
           子どもから大人まで楽しめるように、
      北斎のことを 分かりやすく その絵とともに紹介している。
        

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           数え年90歳まで生きたという北斎の、
           「70歳を過ぎたあるとき 思った」
             ということが 心に残った。

  「 73歳にして、ようやく鳥、獣、虫、魚の骨格や草木のなんたるかが
    わかってきた。
    このまま精進をつづけ、80をすぎればかなりの進歩をのぞめるだろう。
    90歳になれば それらのほんとうの意味もわかり、
    100歳になれば 描く技も神にちかづくのではないか。
    そして、110歳では 一筆ごとが生きているようにもなるだろう。
    どうか長生きして、わたしの言葉がいつわりでないことを見ていてくだ
    さい。」

          北斎の傑作として残っている数々の作品は、
  北斎が70歳を過ぎてから89歳で亡くなるまでの間に描かれたものだという。
       この言葉のような境地に達してから描かれたものなのだろう。
    



  「 絵を描くことは、真の姿を写すこと 」

       これは、「本物そっくりに描く」ということではないはず。
         北斎が五感を通して感じたそのものの姿を 
            北斎の 心で・感覚で 描く・・・
            ・・・ということだろうか。


         
                  私も、
              山歩きを続けていけば、
   草木や虫や鳥などのことを ちょっとずつでも知ることができるだろうか。
              写真を撮り続けていけば、
     少しずつ 自分が感じたことが表れるようになっていけるだろうか。