ちょうど1年前のこの日、
初めて鉾立からのコースを歩いた。
あの時は、満天の星空に感激しながら朝4時に家を出発。
東の空の色が明るくなっていくのをチラチラ見ながら鉾立に向かったっけ。
今日は、出発が8時過ぎ。
時間や雲の様子から、笙ヶ岳までの予定で。
9:50 鉾立をスタート。
もう赤く色づき始めた葉たち。
東京からいらしたという女性お二人と お喋りしながら
しばらく歩いた。
庄内平野の広さに驚いたことや
ホテルで食べたご飯が美味しかったことなど、
いろいろお話して下さった。
ちょっとだけ歩いて戻るつもりだというお二人に、
「ぜひ 展望台からの景色を眺めていって下さい」
とお誘いした。
山頂の方が雲に隠れていて残念だったけど、
奈曽渓谷の雄大な景色に感激していらした。
お二人に挨拶して 先へ進む。
賑やかだった花の時期が終わり、
紅葉の見ごろまでにはもう少しの この時期、
植物たちは どんな様子なんだろう?
キョロキョロしながら 登って行った。
季節は もう確実に秋に向かっているんだな・・・
と感じながら歩く。
夏とは違う、秋の初めの雰囲気。
真っ赤に熟したマイヅルソウの実。
色づきの途中。
ゴゼンタチバナの実。
朱色っぽい赤。
いろんな赤があるなぁ。
向こうから下ってきた若い女性のリュック、
なんか普通のと違うなぁと思ったら・・・
なんと!
気持ちよさそうに眠ってる!
揺れが 心地いいんだろうな。
そういえば、
生後6か月の息子を旦那がおんぶして
私の両親や親戚の人たちと一緒に 熊野長峰に登った時があった。
息子は大喜びして 手足をバタバタさせていたな。
今は「山なんか 全く興味ねぇ。」と言ってるけど。
こんな感じも 大好き。
もう 来年の春のための準備かな。
パッと見ると 葉っぱの他には何にもない?ような道の両側に
可愛いものたちが たくさんあって・・・
なかなか進まない。
フワフワの種ができている。
タケシマランの赤い実が あちらこちらにあって驚いた。
花が目立たないから 気づかなかったけど、
道の両側に たくさんあったんだなぁ。
ゴゼンタチバナの実もカワイイ。
アヤシイ雲行き。
もう御浜の方は 真っ白だろう。
午前中いっぱいは 青空が見えてるかな・・・と思っていたのだけど。
いろんな形。 いろんな色。
ふり返った景色も こんな感じに。
サンカヨウの実を撮っていると、
外国人のお二人が下ってきて
何を撮ってるんだろうというように こちらを見ていた。
カタコトの英語と日本語を混ぜての会話。
初めて鳥海山に来たというお二人に 鳥海山はどうだったか訊ねたら
「アシ イタイ(苦笑)。」
とのことだった。
1ヵ月経ったころには、
この辺りも すっかり秋の色になっているんだろうな。
遅くまで雪渓が残ってたところには、
ニッコウキスゲがたくさん咲いていた。
今にも 飛んでいきそう。
賽ノ河原まで来たときには
ガスが 目の前に。
賽ノ河原から河原宿へ行き、
池塘のある所を通って笙ヶ岳へ行きたいと思っていたけど、
これじゃ
笙ヶ岳はもちろん 長坂道も真っ白かも。
どうしようか・・・。
・・・②へ続く・・・