状況をみて 伏拝岳から外輪を下ろうかとも考えていたけど、
時間は 今のところ大丈夫だし
何も見えなくなるほどのガスでもないので、
御室まで行くことに。
その前に、まずは七高山まで行こう。
外輪に上がると、
どっちを見ても スゴイ景色が広がっている。
ふり返って見る景色も 素敵だ。
少し歩いては またふり返って見る。
同じような景色でも、
そこに人の姿があると またいい。
南東側。
動いている雲が 生き物のように見えた。
あの方が眺めているのは、
新山や御室・外輪の景色だろうか。
尾根道を歩きながら、
遠くまで広がる景色を眺めたり・・・
道の両側に咲く花たちに挨拶したり・・・
時には、しゃがんで花を眺めたり。
赤茶色のゴツゴツした岩稜に、
チョウカイアザミやイワギキョウの他にも
チョウカイフスマやイワブクロ、ホソバイワベンケイなど、
たくさんの花が咲いていた。
何度も ふり返って見る。
東側から ガスがす~っと流れ込んできた。
みんな それぞれの想いをもって
この大きな景色を眺めてるんだろうな。
まだ開き切っていないチョウカイフスマだ。
ハイマツたちが 伸びあがって向こうを眺めているような。
この風景に
緑が無かった頃の様子を想像してみる。
どのくらいの時間を経て・・・
どんなふうに緑の植物たちが生えはじめ・・・
今のように たくさん花が咲くようになったんだろう?
この前 祓川から登った時にも そんなふうに思った。
またふり返って見ると、
外輪を歩いている人が小さく小さく見えた。
私もさっき、あそこを歩く一人だったんだな。
あの空高い所にある雲と 雲海との間を
今 私は歩いているんだな。
大きなケルンと百宅コースへの分岐が見えてきた。
いつか 百宅コースからここに登ってこよう。
雲の間から 矢島コースの方が見えている。
新山や御室の方への分岐も見えてきた。
東側の斜面は こんな感じ。
七高山は もうすぐ。
山頂にいる人たちの姿が見える。
フワフワした雲の下に、
6日に歩いた矢島コースの方が見える。
いくつもの雪渓を歩いたっけ。
9:07 七高山山頂に到着。
たくさんの人が いた。
矢島コースに下る方に ちょっと行ってみよう。
下の方に、
祓川ヒュッテと駐車場が見えた~! \(^o^)/
それにしても、
すごい景色。\(^o^)/
ふり返って 新山。
新山山頂には もちろん登山者の姿あり。
新山目指して雪渓を歩く人の姿もあり。
伏拝岳でお話した胎内市の方が、先に七高山に来ていた。
「新山にも行くの?」
と訊かれ、
「ん~、たぶん今日は新山には登らずに 御室までですね。」
と答えた。
その方は迷っている様子。
一休みしたところで、御室へ。
まずは 分岐まで戻る。
ここを下るのは 4回目だけど、
全く自分一人で下るのは初めて。
今までは、誰か先を歩いてくれる人がいて、
その人が歩く後を下りて行ったから。
どこを下りたらいいかな・・・と見ながら
ゴロゴロした石の滑りやすい急坂を 慎重に下りた。
今下ってきた所を見上げる。
千蛇谷の方。
両側からの落石があるんだ…。
では、登ろう。
その時、
胎内市の方が 右側の雪渓を新山の方へ歩いていくのが見えた。
そっか、新山まで行くことにしたんですね。(^o^)
( 写真には写っていないけど。)
私も新山に行ってみようか、どうしようか、
と、ちょっとグラッとした。
今日は 周回することを考えると、
新山まで往復する時間体力のことなどが気になり
迷ってしまう。
やっぱり私は こっちへ。
9:30頃 御室に到着。
トイレに行ったら 向こうで休憩しよう。
景色を眺めながら休憩しようと 鳥居の向こうへ行くと・・・
私の少し前にいた人が ちょうど新山へ登りに行くところだった。
「 ! 」
時計を見ると 新山に登ってきても時間がありそう。
やっぱり 新山に登ってこよう!
ここから 周回で。
矢印に従って 登っていく。
ちょっと休める場所で ふり返ってパチリ。
下にいる人が 小さく見えた。
さらに 上へ。
『切りどおし』という所を通って・・・
( 岩の間から 新山山頂に立っている人が見えた。)
さらに ゴツゴツした大きな石を渡っていって・・・
山頂の手前で ちょっと順番待ちしてから・・・
9:53 新山山頂に到着!
やっぱり、登ってきて良かった~!
七高山の方。
(なぜか縦撮り)
日本海の方。
次々に 下から登ってくる人がいるので、
ちょっと景色を眺めて すぐ下る。
矢印の左側から登ってきて…下りは右へ行こう。
『胎内くぐり』の岩の中に入って・・・
向こうへ出て・・・
( 新しい私になれたかな?)
岩の隙間から生えてたこんなのを撮って・・・
下っていったら・・・
おっ!
あの大くんが 下から登ってくるではないか!
「 これ、けっこう、キツイっすね~。」
頑張れ! 山頂はすぐそこだよ!
もう少し下ると、雪渓が見えた。
雪渓に下りてすぐの所に、なんと胎内市の方が。
雪渓に座って「ピリピリして美味しいもの」を飲んでいた。
それもいいな~。(*^_^*)
「 結局 私も 新山に登ってきました~!」
ちょうど振り向いたその方に挨拶し、御室の方へ。
まさか新山にも登るなんて、
自分でも思ってなかったな~。
さて、
小屋の向こうの広場で 一休みしよう。
・・・④へ続く・・・