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ふと目にとまったものや感じたことを写真と言葉で綴るBLUEの日記。

◆松山文化伝承館にて②…『真下慶治描く 最上川Ⅱ』


         斎藤政広さんの写真展会場を出て帰ろうとしたら、
    「奥の方でやっている真下さんの絵画展も とても素晴らしいですから、
     ぜひ観ていって下さい。」
             と斎藤さんがおっしゃったので、
               観にいくことにした。

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           奥の方に『真下慶治記念室』があり、
      パンフレットによると、今年度は6回の展示が計画されていた。


                真下慶治さんは、
                戸沢村に生まれ
     「最上川」をライフワークに作品を描き続けた洋画家とのこと。
          四季折々の最上川の 源流から河口までを
                数多く描いたそう。
       晩年 松山にアトリエを構えて活動拠点としていたことから
         この松山文化伝承館にも所蔵作品が多くあるようだ。

 

    この日 展示されていた作品の多くは 冬の最上川を描いたものだったが…
             雪の色、川の色、空の色・・・は、
             1枚として同じものがなかった。
      「 雪景色には、こんなにたくさんの色彩が溢れているのか」
                 と驚くほど。
              白や薄いグレーを基調に、
    黄、黄緑、ピンク、水色、薄紫・・・などが混ざったような色が使われ、
            やわらかな筆致で描かれていた。 
                 そして、 
          どの絵にも 明るい光が差し込んでいた。 

            真下さんが描く冬の最上川の風景は、
              色彩と光に満ち溢れていた。
               真下さんの目・心が、
                冬の景色の中にも
          たくさんの色と光を感じていたからだろう。
      
               寒く暗い冬ではなく、
             明るくあたたかく優しい冬が
               その展示室にはあった。