「斎藤政広さんの写真展を松山文化伝承館で開催中」
との情報をいただき、さっそく行ってみた。
松山に行くことは ほとんどなく、
前に訪れたのは、20年ほど前だったろうか。
確か、
この多目的広場で 『松山能』を上演していたな。
写真展の会場は、右手に見える『文化伝承館』。
左奥にあるのは・・・
県内に唯一現存する城郭建築の大手門だとか。
入り口ドアも 雰囲気ありますな。
受付にて パンフレットをいただいた。
斎藤さんの写真を眺めていると、
その1枚1枚から、
こんな斎藤さんの想いが伝わってくる。
シャッターを切るのは一瞬のことでも、
写真の中には、
斎藤さんが 優しくあたたかい眼差しで被写体とじっくり向き合っていた時間が
ちゃ~んと写っているのだ。
その時の雰囲気・気配も。
会場入り口手前にあった セミが羽化するまでの連続写真も、
とても見ごたえがあった。
1匹のセミが羽化する様子を、
ワクワクしながら じっと見つめて撮影していたんだろうな。
どの写真も素敵だったけれど、
「わっ!!Σ(・□・;)」
と驚いたのは、『アオムシくん』の写真。
エリック・カールさんの有名な絵本『はらぺこあおむし』の主人公そっくりの、
「緑色の体に 黄色の頭部」のアオムシくんがいたのだ。
こんなアオムシくんを見つけられるなんて スゴイなぁ・・・
と思いながら しばらく立ち止まって眺めた。
どの写真の植物・虫たちも お喋りしているように感じられるのは、
きっと、
斎藤さんがそれらに話しかけながら撮っているからなんだろうな。
1時間ほど のんびりじっくり写真展を見て
そろそろ帰ろうかな…と思った時、
ちょうど斎藤さんご夫妻が 会場にいらした。
お二人とお会いするのは「酒田まちなかキャンパス」での写真展以来。
午後からのコンサートの打ち合わせや準備でお忙しそうだったけど、
ちょっとだけお話することができた。
斎藤さん、奥様、
たくさんの素敵な写真、やさしさ・あたたかさ溢れる空間を
ありがとうございました!