いったん小屋に戻り、朝食。
その後 後始末・準備。
工事の方々が まだ睡眠中だったので、
できるだけ大きな音を立てないように 気をつけながら。
6時前に小屋の外に出た時、トレランの男性が登ってきた。
鉾立登山口から50分で御浜まで登ってきたそう。
『御嶽100km(トレランの大会』に参加予定とのこと。
スゴイな~。
( この日の朝 長野の方で大きな地震があったことを帰宅後に知ったけど、
大会への影響は無かっただろうか。)
6時過ぎ、
小屋の前から見る遠くの景色は やっぱりモヤに霞む中にあった。
少し日が差した時、
稲倉岳の東側斜面の凹凸がハッキリ見えた。
6:15頃 御浜小屋を出発。
一晩お世話になりました。
おかげさまで 楽し初山小屋泊でした。\(^o^)/
2日目は、笙ヶ岳に行ってから下山することに。
今朝の日本海側は こんな感じ。
山頂の方は・・・。
こんな姿のコバイケイソウがたくさんあった。
目指す笙ヶ岳も 空も 向こうの景色も
どんより。
笙ヶ岳三峰の登りに差しかかろうとしているYさん。
ヒナザクラは 咲き始め?
キリリッとして見えたショウジョウバカマ。
登山道を 雪解け水が流れている。
笙ヶ岳三峰を登っている途中 ふり返って見た。
ハクサンフウロの葉が出てきてる。
「この葉、いい香りがするんだよ。」
・・・セロリっぽい匂いかなぁ・・・。
二峰を越えて・・・
一峰の方へ。
ふり返ると、
山頂の方には 不気味な雲が広がっていた。
笙ヶ岳一峰に到着。
うっすら庄内平野。
南東側の山々も霞んでる~。
南側斜面を見下ろすと・・・
緑の中に赤い屋根、万助小舎が見えた!
オブジェみたいなこの木、
5月の連休に来た時も撮ったぞ。
休めそうな所を探して休憩。
Yさんから 温かい汁粉をごちそうになった。
15分ほど休憩して下山開始。
笙ヶ岳一峰の標柱付近に
咲きかけのニッコウキスゲを発見!
辺りをよく見ると、
ニッコウキスゲのつぼみが あちらこちらにあった。
あと少ししたら、ニッコウキスでいっぱいになるんだろうな。
花と同じくらい? こんなものにも惹かれる私。
イワカガミ。
私が鉾立に着く頃には 開いているだろうか。
「ほら、ゾウムシですよ。」
ほんとだ~!
天気は下り坂。
山頂付近にかかる雲が どんどん変化する。
見ている間にも ドンドン変化していくので・・・
オモシロくて・・・
何枚も撮ったり・・・
ぼ~っと眺めたりしてしまうけど・・・
少しずつ・・・
進まなきゃ・・・。
雪渓が山肌に描く模様、
スゴイな。
向こうの斜面のたくさんの流れの跡は、
もともと溶岩が流れた跡ではないかとのこと。
そこを今は 雪解け水が流れているんだな。
ここに草が生えたら きれいだろうな。
山頂に しばし別れを告げる。
雪の上にカメムシ。
それも 色がオシャレな。
下の方に、
ポツポツ登山者の姿が見え始めた。
5月の連休に来たとき、
あそこに 大きな雪庇があったな。
歩いている人が小さく見えたっけ。
よし!
今度は私があそこを歩く人になろう。
少し戻って登り返して、さっき眺めた上の方を歩いて・・・
そこから見下ろしてみた。
御浜小屋と、その左に山頂が見えた。
しばらく下って・・・
「この辺で ちょっと休憩しましょう。」
雪渓から夏道に下りてからは、
また道の脇の花を眺めながら歩いた。
これ、『ノウゴウイチゴ』っていうのかな。
向こうから歩いてくる人が 小さく小さく見える。
エゾハルゼミの声を聞きながら下る。
昨日は気づかなかった ハクサンシャクナゲ。
つぼみがピンク色でかわいい。
昨日より たくさん咲いてる。
「いろんな木が混じった生垣みたいですね~。」
『ヨツバシオガマ』。
左の花は イツツバ だった。
展望台や駐車場が
もう あんなに近くに。
倒木に いろんな植物が。
なんか、イイ感じだな。
お見事!
あれ?!
他のハクサンチドリと違うぞ?
「 それは、『ノビネチドリ』ですね。
この辺りに咲いてるなんて珍しい。」
一つ一つの花が ハクサンチドリより小さくて、
葉の縁が波打っている。
これもだ。
ブナの実だ。
木のあちらこちらに不自然に折れている枝があったのは、
誰かさんが食べたからか?
ナナカマドの花がたくさん咲いてる。
12時頃、鉾立登山口に戻ってきた。
ゆっくりのんびり 写真を撮りながらの山歩き。
御浜小屋での初小屋泊。
とても充実した時間を過ごすことができた。
Yさん、Kさん、大変お世話になりました。<m(__)m>