登るにつれて 風は強くなる一方。
少し登っては立ち止まって遠くの景色を眺める・・・
を繰り返しながら、
一歩一歩登った。
下の方に、次々に登ってくる人の姿が見える。
みんな、一歩一歩登ってくる。
山頂から滑るために、
重いボードを背負ってこの急坂を登っていく人もたくさんいるんだな…。
霞んでいるけど、庄内平野も見えてきた!
向こうの斜面の曲線、すごいな~。
風が さらに強くなってきた。
帽子が飛ばされないように フードをかぶった。
草も 凍りついてる~。
昨年7月に初めてここを登った時に ここを通ったのを
覚えてるぞ。
ボードを背負った人も どんどん小さくなっていった。
私は私のペースで 一歩一歩。
おや?
たまにこんなのが現れると、
ふっと心が和む。
登り始めたところとは全然違う 凍り付いた風景!
この先、あまりの強風のため、写真を撮らず。
山頂の方は 立っているのが大変なほどだった! (´Д`)
建物の方に 先輩を発見。
「 登ってこないんじゃないかと心配したよ~。」
「 すみませ~ん、お待たせしました~。」
(この日は 信じられないほどバテバテだった。)
10:20頃? 山頂に到着。
あまりの強風で 山頂での写真は諦めようとしたけど、
せっかく頑張って歩いてきたので、
何枚か撮ってみる。
写真ではわからないけど、
立っているのが大変なほどの強風が吹いている!
雪に埋もれた山頂神社のそばから庄内平野の方を撮る。
ちゃんと写ってるといいな~と思いながらシャッターを押した。
あれあれ?
そこでへたばっているのは誰?
私だ~。
立っていると飛ばされそうだったので。
山頂は、天気予報の通り ものすごい強風だった! (・□・;)
でも、山頂まで来ることができて 良かった~!
スタート時に「9合目まで行く」と言っていた先輩も、
あまりの強風なので 山頂までで引き返すことにしたとのこと。
山頂には少しだけいて 下山開始。
こんな景色を眺めながら下っていく。
なんて贅沢!
強風にあおられながらも、撮っておきたかった。
雄大な景色を眺めていると、
日常生活とは違うゆっくりとした時間が流れているよう。
ずうっと下の方にも、向こうの山の尾根の方にも、
登ってくる人の姿が 点のように見えている。
山頂からの急坂を、
スゴイ景色の中に飛び込んでいくような感じになりながら下った。
下りは、しばらくロープ沿いに歩く。
この時、
遠くにうっすら鳥海山が見えていたことに やっと気づいた。
Ⅿ子さん、今頃 笙ヶ岳にいるかな。
「 ほら、あの山の上を見て。」
と言われて よく見ると・・・
いたいた! 人の姿が見える!
ズーム!
スキースクールかな、とのこと。
すごい所を滑るんだな~。
その山の反対側を見ると こんな感じ。
どこを滑って行ったのかな。
「 ほら、ずっと下の方に大鳥居が見えるよ!」
え?! 何だ?
湯殿山神社の大鳥居だ~!
山歩きを始めて間もない昨年1月、
連れて行っていただいた初めてのスノートレッキングは、
112号線付近から あの大鳥居まで。
予想以上の雪に、「登り4時間ラッセル」になった(笑)。
大鳥居に着いた頃には雪がひどくなって、
鳥居の陰で風雪を避けながら休憩したのだった。
寒い中食べたカップラーメンとお汁粉が美味しかったこと!
その日の「新雪の上を歩くモフモフした感覚」がオモシロかったので、
次の日曜日に、真っ白な金峰山に一人で登ったのだった。
私が「お腹ペコペコ&バテバテ」だったため、
途中、雪の斜面に座って 月山山頂を眺めながら昼食休憩。
その後 姥ヶ岳には登らずにスキー場の方へ向かった。
スキー場の外側をまわって行くとのこと。
ここ、けっこうドキドキした。
左側は、こんなふうだったから。
( リフト乗り場や駐車場も 下の方に見えた。)
上からスキーヤーが来ないかと見ながら、滑る人が少ない方のゲレンデを横断!
「大丈夫! スキーヤーが避けてくれるから。」
と言うけど…
心配しながら歩いた。
それにしても、
蔵王・飯豊連峰・朝日連峰…などを眺めながら滑ることができるなんて、
なんと贅沢なスキー場!
向こうのリフトを眺める。
乗ってる人、少ないな。
スキー場の端の方を歩いて ここまで下ってきた。
山頂付近の強風がウソのように、
スキー場付近は 穏やかだった。
朝、向こうのあの斜面を登って、
尾根に出て 左側に歩いて行ったんだ・・・。
真ん中のブナの木がたくさんある所を登って…
陰になってる所の斜面をカーブしながら 右奥の月山に向かって登って…
左奥の白い山の下斜面を下って…
ここまで来たんだ~。
13:10 駐車場に到着。
登り2時間50分ほど、下り2時間35分ほど。
休憩を入れて 5時間40分の山歩き。
この1年 ほとんど走っていなかったからか、
かなり体力が低下しているのを実感。
時間をつくって少し走ろうかな…と思った今日だった。