「(4/16に鳳来山に登って)家族旅行村に下山した時、
道路わきの雪が 赤いスプレーをまいたようになっていたのは、
もしかしたら『赤雪』だったのでは?
あの時 気づいていれば…」
・・・とYさんから連絡が届いたのは、19(木)。
『赤雪』って…何だ?! (・o・)?
さっそく検索してみると・・・
●残雪の表面に、『雪氷藻類』という 低温環境で繁殖する特別な微生物が
大量発生することによって起こる。
●「低温」「強い紫外線」「ほとんど無い栄養分」という
一般的には厳しい環境で繁殖する。
●世界中の積雪や氷河で見られる現象。
日本では 山形県からの発見報告が多い。
●『赤雪』の他に『緑雪』『黄色雪』『黒雪』などがあり、
日本では10種類ほど確認されている。山形県での確認報告が多い。
●『赤雪』は、光合成をして増殖する『クラミドモナス・ニベリス』という
名前の単細胞の藻類。
赤い色は、カロチノイドが大量に細胞に含まれているから。
この赤い色は、雪上の太陽の光から体を守る役割がある。
●顕微鏡で見ると、赤い小さな微生物がたくさん見える。
大きさは 1/50mmくらい。
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むむむ。
そんな微生物がいたのか! Σ(・□・;)
こうなると、
『赤雪』のことが頭から離れない。
4/22 再び家族旅行村へ行き、赤い雪を採取してきた。
昨年夏のツリーイング体験でお世話になった八幡山岳会のAさんに訊ねてみよう
と思いつき、Aさんにメールすると…
「 話題にはなっていませんでしたが、多分イヌワシの仕業かも!
タヌキかカモシカを仕留めたあとかと推測しますが。」
とのこと。
なるほど、状況からすると その可能性が高い。
でも、顕微鏡で確かめてみたい!
4/23 某校の顕微鏡をお借りして観てみることにした。
ドキドキしながら覗いてみると・・・
赤い単細胞生物の姿は無く、
あったのは、プラスチックの破片のようにみえるもの。
残念!!!
でも・・・
結果的には残念だったけど、
『赤雪』『雪氷藻類』などの生物の存在を知ることができて良かったな。
そして何より、
『赤雪』かもしれないとなった時からの4日間を
ドキドキわくわくしながら過ごすことができて楽しかった。
これからも、
ドキドキわくわくしながら過ごしていきたいな! \(^o^)/