広い場所に出た。
けっこう高い所まで来たぞ。
もしかして、あそこが鳳来山の山頂?
・・・と思ったら、まだだった。
今度こそ!
いつものように あちらこちらで立ち止まりながら のんびり歩いて・・・
8時半、鳳来山山頂に到着!
残念ながら 鳥海山の山頂の方は見えず。
「ここの雪庇が有名なんだよ」
と聞いて少し覗き込んでみたけど…
残念ながら 雪庇はよく見えず。
( もう なくなっちゃったのかな。)
どんより霞んでるけど、
これはこれで いいかも。
そこから視線を少し北側に向けると…
淡い色のグラデーション。
登り始めからずっと 生暖かい風が吹いていて、
「風が“止んだ”ら “やんだ”~(いやだ)」
などと Yさんがダジャレを言っていたからか、
風は止まずに吹き続け・・・
雨も降り出さずに
何とか山頂まで来ることができた。
何度も天気予報を見ては 心配しながら来たので、
ここまで天気がもって良かった。
・・・と思いながらふり返って見る。
風が強くなってきたので、
山頂から少し下った所で 風を避けながらちょっと休憩。
( 木の陰に休憩場所を決めているYさん。)
下りは、登りと同じところではなく、
登ってきた道より東側を下るそう。
相変わらず不安定な雲行き。
相変わらず生ぬるい風。
ザ~ッと降りだしたり雷がなったりも考えられるので、
10分ほどの休憩で 下山開始。
急坂の途中で西側に目を向けると、
遠くにうっすらと 庄内平野が見えた。
晴れていたら、日本海まで よく見えるんだろうな。
ふと見ると、
雪面から150~180cmくらいの所の皮が削り取られてる細い木があった。
1本だけじゃなく、株立ちになってる細い幹10本くらい。
雪が今よりたくさん積もっていたときに食べたのかも。
誰だろう?と思ったけど、
木の下を見たら わかった。
“茶色のマーブルチョコレート”が たくさんあるもの。
家族旅行村が 見えてきた。
かなりの強風が吹きつける場所なのかな。
雪が黒っぽくなっているところは、表面がぱりぱり凍っていた。
一歩一歩 しっかり歩いた。
この辺は、ミズナラとかも多いのかな。
また誰かの食事のあとかな。
登山道の方を見る。
あそこにあるのは、池?
周りの雪が ま~るい形に崩れてる!
流れてる水なのか…湧き水なのか…
雪の下を沢が流れているんじゃないかと
耳を澄ましてみたりして。
藤の実がたくさん落ちているところがあった。
種がキレイに並んでる~。
向こうの斜面に、ぼつぼつ根明けの穴が見える。
林を抜けたところでふり返る。
今 歩いてきたのは 左の踏み跡。
右の方にも 踏み跡があるぞ。
9時35分、家族旅行村に着いた。
山頂の方をふり返って見る。
真ん中が、手前の開けた場所。
それより右側に行った所が 鳳来山の山頂。
1時間前まで あの場所にいたのか~。
家族旅行村の中を歩いて、
駐車場まで歩く。
途中、ふと脇を見ると・・・
ミズバショウだ!
道のそばにも いろんな植物を見つけた。
行き止まりにあったりしながら
10時、駐車場に無事到着。
結局 心配した雨には降られることなく下山することができた。
鳥の鳴き声が あちらこちらから聞こえる中、
残雪の上を歩いたり 登山道を歩いたりしながら
春の気配を感じつつ歩くことができた。
鳳来山、ありがとう!
そして、Yさん お世話になりました!