新潟県にある登山口から登り始め、これから山形県を歩くよ~。
カメラのレンズに雨が当たるようになってきた。
よかった。雪が無い。
実は、この先のやせ尾根の状態を心配していた。
何とも言えない このライン。
山頂が近づくにつれ、
道にも雪が。
でも もうズボズボ埋まるような状態ではなくなっていた。
突然 こんなのが目に入ってきて 立ち止まる。
山頂のすぐ手前に生えていたユズリハ。
かなりの雪の重みに耐えてきたのかな。
濡れた道をゆっくり歩いて2時間40分。
11:55 日本国山頂に到着。
遠くの景色が見えるはずの西側は・・・
山頂広場の少し奥に行ってみたら・・・
小名部へ下るコースの表示が。
「 山頂史蹟を通り・・・」なんて、知らなかった~。
いろんなコースがあるみたいだな。
遠くの景色は見えないと分かっているけど、登ってみる。
晴れたら、北の方には鳥海山も見える。
晴れたら、南西の方には 佐渡ヶ島も見える。
大朝日岳や西朝日岳は・・・
これじゃ 晴れても見えないかな。
可愛らしい山頂小屋。
真冬には屋根まで雪で埋まるらしい。
『根明け』じゃなく、『小屋明け』?
『三角点』という文字が書かれている方が南を向いてるとのこと。
じゃ、『+』は 東西南北を指してるな。
『日本国』という名前の「555m」の山。
しかも、麓には歴史を感じさせる宿場町の趣を残している集落もあり、
県外からもたくさんの登山者が訪れているようだ。
今日は、蛇逃峠のあずまやで
桜餡の餅をおともに コーヒータイム。
雪があれば小俣登山口からの往復にしようと思っていたけど、
こちらにも雪はナシ。
蛇逃峠のあずまやからは 蔵王堂登山口の方へ下る。
急坂を小さくクネクネ曲がっていく道。
イワウチワ。
小俣登山口からの道にも たくさん咲いていたけど、
こちらの道の方が たくさん群生していた。
そして、
ツバキの木も たくさんあった。
高館山のツバキより、葉も花も薄い色。
時期を過ぎた花が、まるで釣り鐘のように!
この白くて迫力のある木は 何だろう?
ブナの落ち葉の茶色の道を下る。
斜面の落ち葉の間から、
小さなエンレイソウの葉が 顔を出していた。
大きくカーブしてきたところを見ると、
斜面の木が たくさん伐採されていた。
日本国のツバキは、こんなふう。
つぼみが細く尖がってるし、葉の色は明るい緑色。
ツバキにも いろんな種類があるんだな。
古い切り株の隙間に、クルミの殻が。
誰かが ここで 食事したのかな。
杉林を通って・・・
蔵王堂のそばを通って・・・
12:45 蔵王堂登山口に到着。
車道を歩き・・・
落ち着いた雰囲気の宿場町の家並みを眺めながら歩いて・・・
13時頃、旧小俣小学校駐車場に到着。
晴れた日の山歩きは もちろん良いけれど、
靄に包まれ しっとりと濡れた山道を歩くのも またいいな…
と感じた今日の日本国だった。
ステキな時間をくれた日本国、ありがとう!