「 草が茂り、蔦がからまりあった裏山の一画に、
大鎌と鋸と鉈で 人目につかない小さな空き地を切り開くことから始まった。」
「 約束は、
店で売っている材木や板や釘、段ボール、ビニールなどを使わず、
山や野原や河原に生えている木や草だけを材料にしてつくること。
道具も、ナイフ、鉈、鋸、鎌など、昔からのものを使う。」
「段ボールでかくれ家を作った子ども達がいる」
という噂?を聞いた大人たちが、
その子どもたちに「本物のかくれ家を作ろう」と声をかけ、
指導しながら 一緒にかくれ家を作ったのだった。
道具の使い方を教わり、蔦の皮ひもをとる。
木を伐り、柱を立てる。
屋根になる横木を渡して 蔦のひもで縛る。
壁になる横木を渡して 蔦のひもで縛る。
屋根に桁を渡し、葦などで屋根をふく。
軒を切りそろえる。
きれいにして、壁を編む。
そして、完成!
でも これで終わりじゃなく、
木の上に見張り台をつくったり、
トイレやロープウェイをつくったり。
本格的!
そして、
炉をつくって火をおこし、カレーを作って食べ、
自分たちがつくったかくれ家で眠る・・・。
この子どもたちも大人たちも、
きっと いい顔をしていただろうな。
こういうの、ずっと憧れてたなあ…。
いやいや、
今からでも やってみたい?!