鶴岡アートフォーラムにて開催されていた『白甕社春季展』。
最終日の3/12に ようやく行くことができた。
それも、終了前の1時間。
入口付近に飾られた花が とても春らしくて素敵だった!
山から持ってきて そのままざっくり生けたような感じが素敵で、
しばし見入ってしまった。
彫刻の作品のコーナーに行って 目に入ってきたのは…
これは、ミウラさんの作品。
前回の展覧会のミウラさんの作品も すごく素敵で、
作品の周りを何度もグルグル回りながら
いろんな角度から眺めた。
ミウラさんの作品は、
どんな角度から見ても、素敵なんだな…。
・・・と、
ご本人が ちょうどいらしたので、
作品について お話をお聞きした。
( 写真の撮影とブログへの使用の了承もいただいた。)
このタマゴの殻は、プラスチックの仲間の素材でできてるそう。
ミウラさんが手でビヨヨ~ンと引っ張って折り曲げて見せたので
ビックリした。
月の部分にビニールを巻いて 殻の部分をくっつけてつくった…とのこと。
殻が割れて 月が出てきて…
茎?が月をドンドン押し上げながら伸びているみたいな。
このカーブしてる細い枝みたいなの、
夜になると、実は動いてるんじゃないかな。
作者の方から いろいろお話をお聞きしながら作品を観ると、
また おもしろいなあ。
木の椅子の上に アンモナイトみたいな木が乗っていたのは、
村上幸志さんの『萌え出づ』。
木目がキレイな“アンモナイト”を回してもよいとのことだったので、
グルグル回しながら眺めた。
村上さんとも お話することができた。
盛り上がったのは『木登り』の話!
なんと村上さんは、『秋田木登りクラブ』の代表をされている方で、
テレビにも何度も出演されているとのこと。
木登りしたい!
村上さん、ぜひよろしくお願いいたします!
同じ町内会の小林さんの油彩は、
今回も鳥海山!
離れてみると、青・空色・水色などのグラデーションで描かれていた。
でも 部分を見ると、
その景色の中に含まれているいろんな色を使って描かれている。
とても印象的だった作品が、他にも。
工藤信芳さんの『TOMORROW-Y4』というアクリルの作品。
縦横10cmくらいの中に パッと開いたふたば。
それが、大きな正方形の枠の中に ビッシリと。
全体が黄色を基調とした色で、
作品全体から光とエネルギーが放射されているかのようだった。
“明日への希望”なのかもしれない。
楽しい時間を過ごさせていただいて、会場から出てきた。
「すっかり葉桜になっちゃったね~」
と言っている方もいたけど、
葉っぱがあるのも いい感じ!
啓翁桜と、ユキヤナギと…
ん?
これ、山で よく見かけるぞ。
こんなに小さくてカワイイ花が咲くんだ…。
外に出たら、午後のやわらかい日差しが。
あの四角い所から覗いてみたくなった。
枠で切り取られた風景って オモシロイ。
午前中は 山歩きで楽しい『動』の時間を過ごし、
午後からは 白甕社展で素敵な『静』の時間を過ごすことができた。