「 えっ! 星にも“一生”があるの?」
この本を読んだ小学生の頃、とても驚いた。
“いつまでも美しいかがやきをうしなわないようにみえても、
やっぱり星にも一生があります。
宇宙の中では、いまでも、
星が生まれたり死んだりしているのです。”
という著者の言葉で、この本は始まっていた。
・・・星にも寿命があって、
青白・白・黄・オレンジ・赤…と、光る色で年齢がわかること。
・・・ガス星雲の中からたくさんの星が生まれ、
年をとると 爆発を繰り返しながら大きくなったり小さくなったりして
やがて死んでいくこと。
・・・人間の一生と比べると 星の一生は一億倍くらい長いから、
変化があまりわからないこと。
「星も生きものだったんだ!」
という驚きが、強烈な印象となって残った。
そして、頭の中が「?」でいっぱいになったのが、
星までの距離の話。
“1光年は、
1秒間に30万kmの速さで進む光が 1年間かかってとどく距離で、
約10兆km。”
“ちなみに、北極星までは 800光年”
「 何年、何十年、何百年も前の光が 今 地球に届いて見えている? 」
全く想像がつかず、頭の中がグルグルになったっけ。
並んで一緒に動いているように見える星座の星が、
実は 地球からの距離がバラバラだということにも驚いた。
昨年は、山に向かって早朝に家を出るとき、
満天の星空を眺めたことが 何度かあった。
今年は、山の上で 星空を眺めたい!