朝 庭木に雪が付いていてキレイだったので、
山の木々はどうかな…
とワクワクしながら行くと…
期待通り!
ワカンをリュックに付け、
8時半前、『禁酒のかめと大盃』のそばをスタート。
木々の枝の雪が付いた様子が素敵で、
なかなか進まなかったけど…
鎧ヶ峰まで行けそうだったら行こうと思っていたので、
前に進まなきゃ! と自分に言い聞かせて進んだ。
登りはじめは こんな道。
今日の足跡は まだ無かったけど、
毎日のように誰かが登っているようで 道が出来ていたし、
昨日登ったらしい足跡もあり、
ワカン無しでも大丈夫だった。
こんな感じ。
少し登ってところで、遠くの景色が見えてきた。
今日は 動物たちの足跡が たくさんありそう!
と、楽しみになった。
この木の間を通っていった足跡もアリ。
1週間前のドカ雪のせい?
でも大丈夫。
足跡にしたがって、
木々の間を通って行く。
中の宮に到着。
母狩山も鎧ヶ峰も ハッキリ見えた。
あの鎧ヶ峰山頂まで行けるだろうか…。
この時点では、
行こうかどうか 決めかねていた。
中の宮を過ぎると、
やっぱり 雪の量が増える。
でも、まだワカン無しでも まだ大丈夫。
どっちを行こうか ちょっと迷ったけど、
やっぱり真っ直ぐの道を。
八景台手前の眺めの良い所で。
最近、ここで立ち止まって 景色を眺めるようになった。
さらに雪が深くなってきて…
道に 木がかぶさっているところが たくさん見られるように。
足跡は、木を避けて 左の方へ上がっていた。
積雪期ならでは。
かなり雪が積もっている。
この先、かなり木々の枝が道に被さってきてるのが見えたので、
昨年1月末に 山の先輩Тさんと来た時に歩いたように、
左側の高い所に上がって歩こうかな…と思っていると、
足跡は、さらにその左へ向かっていた。
いつも歩いているのは、右側の道。
昨年1月末に山の先輩Тさんと来たときは、この真ん中の高い所を。
今回は、さらに左。 斜面になってる所を。
とにかく、前の人の足跡をたどって 左の方へ行ってみることにした。
戻ってきた足跡がないから、
山頂まで、あるいは鎧ヶ峰に続く道へ、ちゃんと出たのだろう。
初めて歩く所。
左側は、けっこう急な斜面。
木々が 真っ白!
まだ このまま進むみたい。
歩いてきたところを ふり返って見る。
右上の様子からすると、そろそろ山頂の神社の辺りかな…
と思ったところで、
足跡は いきなり斜面を登りだした。
ほぼ真っ直ぐ登る、まさに急登!
ここに出た~!
10時頃、展望台に到着。
白い景色。
日が差している所もあって、いいな。
静かな展望台で、
景色を眺めながら コーヒータイム。
しばらくすると うっすら鳥海山が見えてきて 感激!
15分ほど休憩。
やっぱり、鎧ヶ峰へ行こう!
と、今度はワカンを履いて 鎧ヶ峰へ向かって出発!
目の前を横切っていく足跡。
これは、誰かな?
神社の下のフワフワな斜面の道は ちょっと不安だったので、
神社手前の道から 鎧ヶ峰へ向かった。
楽しみにしていたブナの林の道。
右側の斜面の下の方は、こんな感じ!
雪が付いた細い枝が たくさん柔らかく絡み合ってるみたいな。
フワフワな雪の上を歩く感覚が
オモシロくてたまらない!
フワフワの上を歩く時の 体が少し浮かんでるような感覚。
雪がワカンのフレームに当たるサラサラいう音。
周りの静けさ。
少しガスがかかってきて、ちょっと不安な気持ちになった。
こんな時、
足跡と目印の赤いテープが 励みになった。
雪が積もっていると、
目の高さに こんな風に枝が現れることも。
少しの不安な気持ちと孤独感。
いっぱいのドキドキ・ワクワク感。
夢中になって歩いた。
気を付けて歩こう。
山頂の一つ手前のピークが見えてきた。
道のすぐ左側の斜面は スゴイことになってる~。
向こうが山頂。
ここを登ると山頂。
山頂は今、どんな様子なんだろう?
と思いながら登ると…
やっぱり 雪がたくさん積もってるな~。
母狩山は ガスで見えなくなっていた。
登ってきた方をふり返ると、
金峰山頂にもガスがかかっていた。
登りはじめは青空が広がっていたけど、
だんだんガスがかかってきて、
山頂では、東側から 風に乗って雪が。
でも、それほど強い風ではなく、
雪を踏んで場所を作り、
リュックを下して休憩。
いつものコーヒーと、久しぶりの豆大福。
15分ほど休憩して 下山開始。
下山を開始したとたん、
登りの時に目に入らなかったものが
目に入ってくる。
いつも思うけど、
ここから飛んでいきそうな眺め。
西側斜面。
先の方に目をやると…
わぁ!
あそこを これから歩くんだぁ。
毎度 楽しませてくれる人たち。
「 フカフカ鎧ヶ峰、良かったね~!」
と言ってくれてるのだろう。
今 下ってきたところを ふり返ってみる。
登ってきた道と同じ道を歩いているのに、
登りと下りでは 気持ちが全然違う。
下りは、
山頂まで歩くことができた達成感と、
「下りこそ足元に気をつけなければ」と引き締まるような気持ちと。
かなりフカフカしていて、
急斜面では 何度か滑ってしりもちをついた。
下りは ドンドン歩けるので、
登りとは違ったオモシロさが。
ひゃっほ~!
登りは、ちょっと不安な気持ちで 前の人の足跡をたどって歩いたけど、
下りは、まだ足跡のない所を歩いたりも。
背の高いブナの木見上げる。
時間とともに雪質が変わり、
徐々に 湿った雪になっていった。
朝のうちに登り始めて
フワフワ サラサラの雪を歩くことができて
良かった!
雪の重みで、こんなにしなってる!
しなやかで 強い!
あの雪は、いつまで耐えられるかな。
向こうに 金峰山が なんとなく見えてきた。
金峰山の山頂近くまで来た。
どの道を行こうか迷ったけど、
登りの時に通らなかった 神社の下の道にした。
滑らずに歩ける雪質に変わったから。
鎧ヶ峰からの下山途中にすれ違った男性の1人は、
ここを歩いてきたみたい。
背の高いブナが立ち並ぶ静かな雰囲気のこの道も、
私の好きな道。
朝は、サラサラ雪のこの斜面が滑りそうで通るのをやめたけど、
今は大丈夫だった。
私が 朝登ってきた足跡が 右側に見える。
金峰山頂からは、いつもの道を通った。
あちこちで、道にかぶさった枝をよけながら。
あとは、どんどん下った。
中の宮でワカンを外し、
さらにどんどん下って…
13:30前、駐車場に到着。
30分の休憩を含め、5時間の雪山歩きだった。
フカフカ・サラサラな雪の道を歩くのは、
やっぱりオモシロイ!