旦那は 毎年恒例の初稽古(剣道)に行くし…
子ども達は たぶん昼近くまで寝てるだろうし…
ということで、
私は『2017年の山歩き初め』に行くことにした!
行き先は 金峰山!
…のつもりだったけど、
結局 鎧ヶ峰まで行ってきた!
いつものように、『禁酒のかめと大盃』そばに車を停めた。
すでに1台あり。
9時50分 スタート。
最初は 雪があまり無く、杉の落ち葉の道。
少しずつ 雪が…。
もうすぐ中の宮。
そばの車道を、車が何台か通って行った。
ここをくぐる時は いつも、
「よろしくお願いします!」
と 心の中で言う。
中の宮には 車が10台ほどあり、参拝客がいた。
そのそばを通って、金峰山頂へ。
やっぱり、
中の宮を過ぎたら 少し雪が増えた。
いつものように まっすぐの道を。
足跡からすると、先に登っている人は2人かな?
少しずつ 雪が増えていく。
でも、ワカンをはくほどではない。
八景台の手前で、先に登った方が一人下りてきた。
金峰山頂まで行ってきたとのこと。
私が、鎧の方まで行こうかとちょっと思っている、と言うと、
「まだ鎧の方には だれも行ってないみたいだけど、
ワカンを履くほどじゃないから、ツボ足で大丈夫だと思いますよ。」
と教えて下さった。
ますます 鎧ヶ峰まで行こうかな…という気持ちになった。
八景台に来たら…
なんと 少し青空が見えてきた。
これはもう、鎧ヶ峰まで行くしかない?!
だって、こんなふうに青空が広がってきたんだもの。
スタートから1時間ちょっとで 金峰山頂に到着。
まずは神社に行って…それから展望台へ。
高館山の方。
鳥海山の方は まったく見えない。
ちょっと休憩しながら、すっかり鎧ヶ峰まで行く気持ちになった。
鎧ヶ峰へ向かう道まできた時、ちょうど下から登ってきた女性が。
「 もちろん 鎧ヶ峰まで行くよ!」
と力強くおっしゃるその方と一緒に、
まだ足跡の無い道を歩いて 鎧ヶ峰へ向かうことにした。
「あたしが 先に行こっか?」
と ズンズン行くその方の後ろから歩く。
「県外の高山にたくさん登る」というその方のお話をお聞きしながら、
ドンドン進む。
話に出てくる山の名前は、テレビで観る『日本百名山』に出てくる山がほとんど。
スゴイ山を次々に登っていらっしゃる。
急登も なんのその。
「雨でも雪でも風でも 登るわよ~。」
と おっしゃるその方は、
「日帰りの長時間登山も 小屋泊・テント泊もするわよ!」
「北海道と九州だけは、まだ行ってないの。」
ん~。すばらしい。
場所によって 歩きづらいほど雪が深い所もあり、
一歩一歩ゆっくり坂を登っている時、
後ろから 男性が一人登ってきたのに気づいた。
今度は その男性から先頭をあるいていただくことにして、
3人で鎧ヶ峰山頂を目指した。
さっきの青空がウソのように、
途中から 風と雪がひどくなってきた。
最後の登り。あと一息!
12時15分、鎧ヶ峰山頂に到着!
周りは真っ白で、何も見えなかった。
せっかくなので、それぞれ自己紹介。
女性の方はEさん、男性はwさん。
お二人とも 登山のベテランの方。
この天気で ゆっくりはできなかったけど、
それぞれ持ってきたもので 昼食をとり、
15分ほどで下山開始。
しばらく ガシガシ歩いていたけど、
少し風雪がおさまってきたことに気づいて、
そこから私は、写真を撮りながら ゆっくり歩くことにした。
Eさん、wさん、お世話になりました!
おかげで鎧ヶ峰まで行くことができました。
ガスがかかると、ブナ林は幻想的な雰囲気。
幹が濡れて 樹皮がハッキリして、力強く見えた。
ふり返って見る。
見上げてみる。
登りの時とは 雪質が変わってきた。
木々の間から 西の方も眺めながら…
一人で歩きながら、
1月1日に「初・山歩き」ができることの幸せを思った。
Eさんが、
「1日は 朝起きられなくて ここに登る人が少ないけど、2日は多いよ~。」
と言っていた。
なるほど。
いろんな山の山頂小屋で新年を迎える人も たくさんいるんだろうな…。
山頂から初日の出を眺めるとか、いいな~。
…などと思いながら、
登りの時より滑るようになった急坂を、注意して下った。
だんだん 立ち止まる回数が増える。
タリラリラ~。
顔が あるよ~。
山頂の方を通って…
八景台まで来て 鎧ヶ峰を見たら…真っ白。
また風雪が強くなってるかな。
こんな木を見上げたりしつつ…
ドンドン下って…
14時15分 下山。
鎧ヶ峰まで『山歩き初め』ができて、良かった!