10月。紅葉シーズン。
寒くなる前に ぜひ行ってみたい山・コースがあった。
…自分に登れるだろうか…。
…日帰りで行ってこれるだろうか…。
何度も 本や地図や他の方のブログを見て…
迷いながらのチャレンジ!
上旬。
まずは 鳥海山の「いつか歩きたい」と思っていたコースへ。
登りは二ノ滝コースから。
静かな水音を聞きながら いくつもの滝を見て…
美しいブナ林に太陽の光が差し込む中を歩いた。
いくつもの沢を渡って、急登を登りきると…
草紅葉の千畳ヶ原が待っていた。
T字分岐から河原宿方面へ向かい、幸治郎沢を登って 月山森へ。
そこで 雄大な景色を眺めながら昼食休憩。
下りは 万助道を。
長い長い下りの先に ようやく万助小舎が見えた時は、ホッとした。
きれいに維持・管理された小舎。
そのあたたかみのある雰囲気に、
ここに泊まって ゆっくり歩くのもいいなあ…と思った。
10月10日。体育の日。
思い切って 大朝日岳へ。
山歩き以前に、早朝の暗い中 古寺鉱泉登山口まで運転して行くのが不安だった。
ドキドキしながら何とか駐車場に着いて…出発。
「大朝日岳を 歩いている」と思うだけでうれしくて、夢中になって歩き、
「ちょっと視界が開けた所に出たなぁ…」
と想いながら 前を見た時の驚き!
もしかして…奥に見えるのが大朝日岳?
小朝日岳に着くと、さらに迫力のある眺望に驚いた!
あそこに小さく見える人たちがいる所を これから自分も歩くのか…
と思うと、
ドキドキ・ワクワクした。
残念ながら 山頂はガスがかかっていて真っ白だったけど、
大朝日岳から続く稜線を見たり 小朝日岳を見ながら歩いたりして…
大満足の山歩きだった!
もう一つ 行きたかったところが、
大鳥池~以東岳。
時期的に、紅葉を観るのにも 日帰りするにも ギリギリ。
前日は曇りで 渡渉地点は増水の心配なし…
という日曜日、
朝5時半前に 真っ暗な泡滝ダム登山口をスタート。
吊り橋を渡ったり…
日本庭園みたいな雰囲気の中を歩いたりして…
大鳥池に辿り着くと…
ずっと眺めていたいような景色!
静かで…
時間が止まっているように感じられた。
直登コースを登り、視界が開けてから ふり返ると…
紅葉の中に、有名な『熊の毛皮』が。
さらに一登りして 以東岳山頂に着いたら…
大朝日岳まで続く縦走路が 目の前に!
「うわ~い! やった~!」
と 思わず叫んだ。
そして、
いつか この縦走路を歩きたい!…と思った。
360度の絶景を眺めながらの 豆大福とコーヒーの美味しかったこと!
紅葉を楽しみながら下り、
泡滝ダム登山口に戻ったのは、暗くなり始めた夕方5時前。
満足感・達成感いっぱいで 帰宅した。
こんなふうに山歩きしている自分を、1年前には 想像できなかった。
協力してくれる家族にも、長時間の山歩きOKな自分の体にも、
『THANKS TO YOU!!』
来年も、楽しく山歩きができるといいな。